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腸管出血性大腸菌食中毒の予防について

富山県及び福井県内の飲食店で、生牛肉等を喫食したことによる集団食中毒で、4名の方が死亡するという痛ましい事件が発生しています。

家庭等で、肉類を喫食する場合は、十分に火を通してから食べるようにしてください。

特に、乳幼児やお年寄りの方は腸管出血性大腸菌に感染すると、症状が重くなりやすいので、特に注意が必要です。

 

腸管出血性大腸菌とは

大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在します。ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。

さらに、病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
腸管出血性大腸菌は、菌の成分(「表面抗原」や「べん毛抗原」などと呼ばれています)によりさらにいくつかに分類されています。代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」で、そのほかに「O26」や「O111」などが知られています。

大腸菌は、菌の表面にあるO抗原(細胞壁由来)とH抗原(べん毛由来)により細かく分類されています。「O157」とはO抗原 として157番目に発見されたものを持つという意味です。「O26」や「O111」も同様に分類された菌の種類です。 


腸管出血性大腸菌はサルモネラや腸炎ビブリオなどの食中毒菌と同様加熱や消毒薬により死滅します。したがって、通常の食中毒対策を確実に実施することで十分に予防可能です。

 

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
  

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