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【成果コラム】 「花背ワンダーランド実行委員会」チーム

令和2年度 学生×地域つながる未来プロジェクト」の、「花背ワンダーランド実行委員会」チーム(参加学生3名)による成果コラムページです。

チームミッション

花背の魅力を発信し、愛着を持ってくれる関係人口を増やそう!

左京区北部に位置する花背は、山間部ということもあり、人口が減少し、雪かきやゴミ拾いなどの場面においても人手不足が加速しています。しかし、花背には綺麗な空気や水、豊かな自然など魅力がたくさんあります。
花背ワンダーランド実行委員会では、年に1度、マーケットやワークショップを含むイベント「花背ワンダーランド」を開催しています(今年度はコロナの影響で中止)。
花背の魅力を発信することで、花背地域と多様に関わってくれる関係人口を増やしたいと考えています。また、花背ワンダーランド実行委員会の学生ボランティアも募集中です。

 

概要

花背は京都市左京区にあります。街から車で約1時間の花背は、全校児童36人の花背小中学校があり、左京区北部山間地にある(別所・花背・広河原・久多・百井)の5地域に含まれます。

年に1度、マーケットやワークショップを含むイベント「花背ワンダーランド」を開催しており、昨年は新型コロナウイルス拡大により中止されてしまいましたが、2019年度では、およそ2000人が参加してくれたそうです!

 

当プロジェクトにおける目的と活動内容

花背の魅力を発信し、愛着を持ってくれる関係人口を増やそう!を目的に今回のプロジェクトを進行。
12月1日に第1回目のオンラインミーティングを実施し、1月30日に現地に訪問。
それらを経て花背の魅力に触れ、第3回に渡り、学生3人でTwitterに投稿。

現地訪問の様子

当初はリモートで進めていたグループワークですが、実際に現地に行ってみなければ花背の雰囲気は感じにくいだろうとのことで、十分に感染症対策をしたうえで現地訪問させて頂きました。


 日にち:1月30日(土曜日)

 天 気 :晴れ

10時 出町柳駅からバスで出発

 

花背の魅力をたくさん教えてもらったうえでの現地訪問。ワクワクが止まらない出発となりました。

乗ること30分。次第に周りは自然に囲まれ、バスは山を登り始めました。雪もちらちらと降り始めてきましたが、やがてその勢いは強くなりました。

京都の大学に通っていますが、これ程の積雪は今年に入ってから見たことがありませんでした。
同じ京都でもこれほど様子が違うものかと驚いたのを覚えています。

11時11分 花背到着!

到着時はかなり吹雪いていました。

着いた時は少し大げさかもしれないけれど「別世界のようだ。」と感じました。
山に囲まれた自然豊かな花背は、都会の喧騒とは隔絶されたとても静かな場所でした。

11時20分 川勝さん(団体担当者)のお宅訪問

オンラインによるグループワークの時に、花背の様子を伝えて下さった川勝さんのお宅にお邪魔しました。
川勝さんご夫妻に快く出迎えて頂きました。

花背の皆さんとお餅をつこうというお誘いを受け、お話もそこそこに早速お餅をつきに向かいました。

 

12時 お餅つき

着いた頃にはすでに花背の皆さんがお餅つきの準備を始めていました。

見知らぬ私達を温かく迎えて頂きました。笑いの絶えない賑やかな空間で場の雰囲気にはすぐに慣れてしまいました。

(お餅つきの様子)

(成形作業の様子)

 

お餅つきとお餅の成形作業を手伝わせて頂きました。

お餅つきは杵が重たく、運動不足の僕には大変でした。
しかし杵の力が餅にしっかり伝わった時に鳴る気持ちの良い音を聞けたときには、大変に気分が良かったです。

お餅の成形作業は花背の皆さんと同じ机を囲んで行いました。協力して作った大量のお餅が完成しました。

(机に並んだお餅)

(納豆餅)

 

机に並んだのは小豆餅ときなこ餅と郷土料理の納豆餅。
どれもとても美味しかったですが中でも納豆餅の美味しさには感激。
ご飯と納豆が抜群の組み合わせであるように、お餅と納豆も食べ合わせは最高でした。
納豆には黒糖が混ぜ合わされていて、最初はびっくりしましたが、甘塩っぱい味がくせになる大変美味しいお餅でした。

協力して行ったお餅づくり。とても良い思い出となりました。

釜戸の写真

(家の中に釜戸!)

15時 花背ワンダーランドの会場へ出発

花背は毎年夏頃、「花背ワンダーランド」という催しを開きます。
京都市の飲食店や雑貨店などが集まるイベントで大きな賑わいを見せるこの催し。
食事のあとはこの会場へ案内して頂きました。

(例年8月頃に行われる花背ワンダーランドの様子)

15時30分 花背ワンダーランドの会場に到着

今年はこれでも雪の量は少ないとのこと。降雪量が多いときには、そりで斜面を滑って遊ぶらしいです。
とても広くて気持ちの良い場所でした。たくさんのお店が立ち並び、たくさんの人々が交流している様子が目に浮かびました。

途中、丘の上に見晴らし台のようなものを発見しました。立命館大学の建築サークルの方々が作ったものとのこと。
好奇心に満ち溢れた私たちは、早速登ってみました。
足元は雪だらけ。恐る恐る見晴らし台へと近づいていきました。

(見晴らし台からの景色)

 

無事に到着。しっかりした作りで安心しました。

17時 解散

とっても楽しく、濃い一日でした。花背の雄大な自然と人々の温かさに触れ、花背の魅力を存分に堪能することができました。
最後まで案内して頂いた川勝さん、そして花背の皆さん、本当にありがとうございました!

 

花背の魅力

自然の豊かさ

現地訪問に行った私たちは花背の自然の豊かさを実感し、驚きました。
出町柳駅を出発したころには全く降っていなかった雪も、バスに乗って山を登っていき、花背に近づくにつれて降り始め、いつしか大雪になっていました。
花背に到着すると一面の雪景色。丸くてキラキラと輝く雪が降り積もり、本当に綺麗でした。
街ではあまり見ることのできない景色に圧倒され、豊かな自然は花背の魅力だと感じました。
夏にはまぶしいほど青々とした森林、秋には紅葉も見ることができ、四季を肌で感じます。
季節ごとに全く違う顔を見せてくれる花背。また新しい花背の姿も見てみたいです!

人の温かさ

現地訪問では、花背の人の温かさも実感しました。
快く家に招き入れてくださり、「家族のようにくつろいでくれていいからね」とすぐに声をかけてくださったことはとても印象的でした。
皆で同じテーブルを囲んで食事をする際も、花背の歴史や伝統、暮らしについて細かく教えてくださり、温かさを感じました。
実際に訪問しなければわからない良さを学ぶことができ、私は、この「人の温かさ」こそが、花背の最大の魅力だと思います。
本当に素敵で貴重な体験をさせていただき、花背のことが大好きになりました。

 

感想

「『田舎の魅力』と『人の温かさ』を体感しました!」清水

大学では主に地域社会学を学んでいて「地域活性化」などに触れることは多かったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大が起こり、現地に訪問することが困難な状態でした。

しかし、このプロジェクトに参加させて頂いたおかげで、実際現地に訪問して、土地や人々と触れ合うことが出来てとても感動しています。これからも機会があれば、また関わりあっていけたらなと思っています。
田舎の魅力は言葉では表現しきれないかもしれません。ぜひ皆さんにも体感していただきたいです!

「美しい自然と助け合いの文化が詰まっていました!」伊藤

最初のリモートワークで地域の方が「花背には助け合い、協力して生きていく古き良き文化が残っている。」というお話をされていましたが、花背の皆さんの温かい絆を目の当たりにして本当にその通りなのだと思いました。

美しい自然と助け合いの文化が残っている花背は、都会にはない魅力がたくさん詰まった場所です。今回の現地訪問を通じて花背を自分の目で見ることができたことは大変に良い経験となったと思います。

コロナ禍でも地域の方々と交流したいと思って始めた今回のプロジェクト。思い切って参加して良かったです。

「花背は私の『推し』の場所になりました!」野末

このプロジェクトに参加し、花背の魅力を伝えるために実際に訪問して、素敵な場所や皆さんの温かさに触れたこと、私にとってかけがえのない貴重な体験になりました。
オンラインでの活動が主で、新しい挑戦に不安を感じることもありましたが、同じチームのメンバーはもちろん、花背に関わる方々、京都府の担当者さんのおかげで最後まで務めきる事ができました。本当にありがとうございました。

花背にはこのコラムで書かれている内容以外にも多くの魅力があります。
花背の良さはしっかりと調査した上で現地訪問をしましたが、実際に訪れてみると想像以上に魅力で溢れた場所で、この魅力は自分の足で訪れたからこそ感じることができたと思っています。
このコラムを最後まで読んでくださった皆さんにも、実感してもらいたいです。私の「推し」の場所になりました!!

 

関連リンク

当プロジェクトのTwitter

Twitter《京都府》学生×地域つながる未来プロジェクト【公式】(外部リンク)

Twitter上でこのチームの投稿を識別するハッシュタグ「 #花ワン(外部リンク)」から、花背ワンダーランド実行委員会チームの投稿が一覧できます。

花背ワンダーランド実行委員会に関するリンク

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 府民協働係

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4230

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