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【成果コラム】 「NPO法人ビオトープネットワーク京都」チーム

令和2年度 学生×地域つながる未来プロジェクト」の、「NPO法人ビオトープネットワーク京都」チーム(参加学生3名)による成果コラムページです。

チームミッション

里山の新たな活用方法・活用したい人を集めよう!

みささぎの森や宇治白川の里山で里山保全活動を行っています。
里山は、竹や流木など自然の資源が豊富なほか、野菜の収穫ができたり、生き物と触れ合うことができたりと自然を満喫することができ、そこで地元の小学生を対象とした里山授業なども行っています。
みささぎの森には、手作りのツリーハウスやアスレチックがあり、この豊富な資源を活かして若い人と一緒に里山を保全・活用したいと考えています。
また、固定観念にとらわれず、例えば「山の中でアートをしてみたい」というようなオリジナリティ溢れる企画を提案・実行してくれる人も集めたいと思っています。

活動内容:SDGsと関連する取り組み、イベントの開催!

生きものたちが関係して生活する場所「ビオトープ」をつくるため、自然素材を活用して自然の保全や失われつつある自然を復元する事業に取り組んでいます。
失われつつある自然の中、「ビオトープ」と人の関係を再構築する場で技術を学び広める活動です。
2003 年よりSDGsを意識した教育や福祉、コミュニティ、ごみ清掃、人権などの取り組みを実施しています。
みささぎの森や宇治白川の里山で保全活動に取り組み、竹や倒木などの資源の活用や野菜の収穫、生き物と触れ合うイベントを開催しています。
具体的には、鴨川の生き物調査や地元の小学校と共同した沢の清掃などの活動です。

 

チームの歩み

「学生×地域つながるプロジェクト」に参加し、チーム「NPO法人ビオトープネットワーク京都」として、里山の活用方法・活用したい人を集める取り組みを始めました。

まずコロナ禍での取り組みということで、初回のオンラインミーティングで具体的にどのような取り組みをするかを検討しました。

その後、里山で何ができるのか、どのような環境なのかを知るために現地調査を行うことになりました。
現地調査はNPO 法人ビオトープネットワーク京都が管理するみささぎの森で、マスク着用やソーシャルディスタンスなどのコロナ対策を講じた上で、風通しの良い屋外で調査を実施しました。
午前中はみささぎの森を登り、成長の妨げになる余分な樹木を伐採し、のこぎりを使って倒木を小さく切り分けて運びました。景観を保つとともに、樹木は薪や足場づくりの材料として活用します。
午後からは落ち葉で覆われている道で、落ち葉拾いを行い、集めた落ち葉を一か所にまとめて腐葉土にします。
この現地調査を経て、ツイッターを使ってみささぎの森での活動や景観についての内容を投稿しました。これが1 回目の投稿にあたります。

2 回目の投稿では、緊急事態宣言の影響で現地調査はできませんでしたが、前回の投稿では伝えきれなかったことや以前の活動について紹介しました。

3 回目の投稿前に再びオンラインミーティングを行い、里山の竹を使ったイベントや通信販売、里山での料理大会といった新たな活用方法とこれからの方針について検討しました。 それを受けて3回目の投稿では、里山の新しい活用方法を募集する旨の投稿をしました。

 

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ビオトープ活動の目指している社会

 

歩みの一覧表

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歩みの一覧表

 

みささぎの森の魅力

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みささぎの森の魅力

詳しく知りたい方は、Facebook・TwitterのURLからアクセスしてください。

感想

プロジェクトが始まる前はコロナ禍での活動ということで、直接人に会い、地域に足を運ぶことが制限されるのではないかという懸念がありました。
しかし、最初のオンラインミーティングの直後に現地調査に行けたことがたいへん有意義であったと感じています。
実際に足を運んで「里山」を体感できたことが情報発信をするにあたってとても大きかったです。

例えば、現地調査で私たちは、みささぎの森で落ち葉拾いを行いました。
その結果、落ち葉で覆いつくされていた道が、きれいで歩きやすくなりました。
集めた落ち葉は腐葉土にして、 野菜や植物を育てるために利用されます。
道はきれいになり、里山の資源を無駄にすることなく活用できることを学ぶ機会となりました。

ツイッターに投稿することで少しでも多くの人に、里山の保全・活用についての情報を発信し、人の意識に働きかけることができる活動に取り組めたことがとても誇らしいです。
また、里山の新たな利用方法について、自身の考えを反映することができたため、自信を持つことができました。

来年度以降、里山の新たな活用方法につながる企画の実施を検討しています。まだ企画の内容や規模などの詳細は確定していませんが、より多くの人で新たなプロジェクトが進められること、それによってより多くの人がビオトープネットワーク京都の活動に興味をも持って参加してくださることを期待しています。

 

関連リンク

当プロジェクトのTwitter

Twitter《京都府》学生×地域つながる未来プロジェクト【公式】(外部リンク)

Twitter上でこのチームの投稿を識別するハッシュタグ「 #ビオ京(外部リンク)」から、NPO法人ビオトープネットワーク京都チームの投稿が一覧できます。

 

NPO法人ビオトープネットワーク京都に関するリンク

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