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【成果コラム】 「右京太秦芸能人会」チーム

令和2年度 学生×地域つながる未来プロジェクト」の、「右京太秦芸能人会」チーム(参加学生4名)による成果コラムページです。

チームミッション

地域の人たちと作った映画『なまくら』の上映会をPRしよう!

映画というのは単に「演技」という訳ではなく、人間関係や感情が映り込みます。地域の人たちと丁寧にコミュニケーションを取り、役に関する体験(例えば人力車を引くシーンでは実際に大変さを感じてみる等)を大切にしながら、太秦の映画スタッフが中心となり、東映のバックアップ(機材・技術)のもと、地域の多様な人たちと共に自主企画で映画を制作しています。
継承すべき京都の映画作りの技術と熱い想いの詰まった映画『なまくら』!一緒に上映会をPRしましょう。

地域の人たちと作った映画「なまくら」をPRしよう!

団体の活動内容や活動目的

右京太秦芸能人会(外部リンク)さんは京都の歴史や文化を掘り起こし、演劇や映像づくりを後世に伝承していくために活動されています。

しかし現状は、各地の日本の映画産業を支えてきた撮影所に東京からの発注が激減し、技術の伝承が難しくなっていたり、地域コミュニティの希薄化などの社会問題が存在していたりといった状況です。

そのような背景を抱え、今回の活動では映画づくり講座による人材育成やコミュニティ形成、子どもたちの成功体験の場や大人たちの夢や希望をかなえる多世代交流の場をつくることを目的に取り組んできました。

コロナ禍での上映会

緊急事態宣言の発令にともない、上映会の開催についての会議が行われました。

オンラインでの開催も視野に入れ、話し合いが行われましたが、「この映画は地域にどうボランティアしていくか、どうまちおこしをしていくかという大事なコンセプトがある。しかし、オンラインでの開催では地域のお年寄りは参加することが難しい。」というファンの方の声もあり、ソーシャルディスタンスの確保や会場の換気、マスク・フェイスガードの着用など行政管理のもと安全対策を万全に行い、無事に開催されました。


※写真は2017年11月26日に撮影されたものです。

上映会の様子

出張上映会はじめました!

多くの方々に映画を見ていただきたいという思いから、出張上映会が行われることになりました!

事前予約制となっており、5名様からお申し込みいただけます。詳細は右京太秦芸能人会公式ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

作り手募集!

右京太秦芸能人会では様々な分野の人材を募集しています。

  • 脚本に挑戦してみたい方
  • なまくらの翻訳をしたい方

放課後キッズ芸能体験ラジオ

右京太秦芸能人会所属の七海薫子さんがパーソナリティを務める「放課後キッズ芸能体験ラジオ」では、子どもたちが朗読を行っており、上映会に行けない方でもなまくらの世界観を味わうことが出来ます!

放課後キッズ芸能体験ラジオの様子

京都太秦芸能人会 現地訪問!

1月14日現地訪問させていただきました。

このような時期にも関わらず、暖かく迎えてくださり、映画「なまくら」の中から2作「灰」と「赤い番傘」を観させていただきました。

2作ともこれからの自分について考えることのできる作品で、大人と子どもの間とも言える大学生に是非観ていただき、これから大人になるにおいてどのようになりたいかと考えるきっかけとなると良いと思いました。

現地訪問の様子

(映画を観ている様子)

 

また、迎え入れてくださった芸能人会の方々はとてもたくさんのお話をしてくださいました。話すことが得意ではない私も自然と楽しくお話することができました。

映画についてのことだけではなく、本当に様々な話をしてくださりとても楽しかったです。高校の時所属していた部活を言い当てられた時は驚きました。

やはり、映画を撮るという意図して人の感情を表現させる人は、人をよく見ているなと感じさせられました。

活動を通しての感想

映画に対する思いをたくさんお聞きし、若者への大きな期待を感じました。

今回このプロジェクトに参加させていただき、映画作りを通して行うまちづくりという考え方に触れることが出来ました。

活動当初は上映会のPRをミッションとして掲げ、始動しましたが、思うように上映会の開催が進まず、悔しい思いをしました。

そんな状況の中、私たち大学生が成人を迎えるということで、各地の成人式中止の報道を受け、映画よりも成人式を何とかできないかと成人の心中を察してくださいました。

そのような熱い心を持たれている中野監督に映画に対する思いをたくさんお聞きし、若者への大きな期待を感じました。

活動期間内での現地への訪問は叶いませんでしたが、いつか「なまくら」を大きなスクリーンで鑑賞したいですし、多くの方々に「なまくら」について知ってほしいと思いました。

右京太秦芸能人会さんご協力ありがとうございました。

(束田)

熱い気持ちにこたえたい!という思いで活動してきました。

コロナ禍という状況のため、上映会が開催出来ないこと、学生自身が現地訪問になかなか行けないなど不自由な点がありました。

ですがそんな中、この右京太秦芸能人会について多くの人に知ってもらいたい!チームの皆様の熱い気持ちにこたえたい!という思いで活動してきました。

Twitterでの発信を見て少しでも「なまくら」が気になった方や、脚本を見て欲しいと思った方は、ぜひ何年先になっても連絡してみてください。

きっと熱い監督が支えてくださいます!

短い間でしたがとても濃い活動をさせていただき、ありがとうございました。

(安藤)

自分が映画をつくる立場になるというのもおもしろいのではないか

もともと映画村が好きということがきっかけでこの団体の活動に興味を持ちました。

会議や特に現地訪問で団体の方々の話を聞くことがとても楽しかったことが印象的です。

コロナ禍ということもあり、思うようにできなかったことなどそれぞれあると思います。
しかし、そんな中でも人数を減らしての上映会を開催するなど積極的に活動されている姿がとても素敵だと感じました。

今まで映画は観るだけのものという感覚が強かったのですが、活動を通して、素人の方が映画に出演されているというお話を聞き、自分が映画をつくる立場になるというのもおもしろいのではないかと思うようになりました。

自分がもしこの映画に登場する大人の立場ならどうする?と考えながら観ると一層面白く、今後の自分の成長へつながると思います。

最後に、改めて映画は人の心を動かすことのできる素晴らしいものだと感じました。
そして、そのような作品を作り出している人たちも実際に監督と話して素晴らしい人たちだと感じました。
リモートという少し不便な中でしたが素敵な活動時間をありがとうございました!

(石田)

これは間違いなく今見るべき映画であり、後に、またみたい映画

今回、右京太秦芸能人会の皆様とお話をさせて頂き、私たち大学生は大人と子供の狭間ということで、「なまくら」という映画を特に見るべき世代だとお話を伺っていく中で感じました。

7作が完結しました「なまくら」という映画は、犯罪に手を染めてしまった子供たちをまわりの大人たちが更生させていく姿を描いていると伺っています。
私は、これは間違いなく今見るべき映画であり、後に、また見たい映画だと感じています。

人生の中で、誰にでも間違いはあり、悪いことを「これはいけないね。」で終わらせるのではなく、何がいけないのか。どこを正せば良いのか。きちっと更生していくまでが、ゴールなのかも知れないと思い、考えを改めるきっかけとなりました。

是非、あらゆる世代の方々に見ていただきたい映画です。この奥深い映画を宣伝させていただくという立場は、とても光栄でした。
この映画を鑑賞された方は一体何を考え、何を思ったのか、共有したいとものだと感じております。

右京太秦芸能人会の皆様とは、本当に良い出会い、そして縁だと思います。
このご縁を、これからも大切にしていきたいと思っております。

今回リモートでの会議で様々なトラブルがありご迷惑をおかけすることもあったと思いますが、貴重なお話をする機会やお時間を作ってくださった、京都府庁・右京太秦芸能人の皆様、本当にありがとうございました。

(松田)

関連リンク

当プロジェクトのTwitter

Twitter 《京都府》学生×地域つながる未来プロジェクト 【公式】(外部リンク)

Twitter上でこのチームの投稿を識別するハッシュタグ「#太秦芸(外部リンク)」から、右京太秦芸能人会チームの投稿が一覧できます。

右京太秦芸能人会に関するリンク

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 府民協働係

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ファックス:075-414-4230

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