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【詳細情報】「NPO法人 丹波漆」チーム

丹波漆について学び、PR方法を考えて実践しよう!

【活動概要】国産漆PR・伝統工芸・情報発信
【活動場所】オンライン・福知山市夜久野町

現地訪問やオンライン交流などを通して、貴重な国産漆である「丹波漆」について学び、PR方法を考えて実践しよう!

団体紹介

丹波漆を採取している様子

漆(うるし)とは漆の木の樹液で、昔から塗料や接着剤として使用されてきました。
漆の塗られた器を漆器(しっき)と呼びます。

以前は国内に漆の産地がたくさんありましたが、時代の流れと共に安価な中国産漆や化学塗料の発達により、今ではほとんどなくなってしまいました。
福知山市夜久野町の丹波漆は京都府下唯一の国産漆の産地であり、漆に関する地域文化の保存活動が続けられています。

■京都府無形民俗文化財
1991年、「丹波の漆かき」は京都府無形民俗文化財に指定されました。
※「漆かき」とは、漆の木に傷を入れ、漆液を採ることです。

「NPO法人 丹波漆」会報を読む(PDF:7,750KB)
NPO法人丹波漆会報

現状の課題

漆かき職人の減少が進んでおり、漆かきという技術と伝統文化の継承が大きな課題となっています。
夜久野町の地域文化である漆かきを守り伝えていくためには、下記のようなことが必要です。

  • 丹波漆への認知拡大や協賛者の増加
  • 漆の植栽
  • 地域住民への理解、協働の促進

つまり、地域内外に丹波漆への理解者を増やすことが不可欠です。
しかしながら、丹波漆の魅力や奥深さ、課題などについて、特に若い世代には十分に伝わっていない現状があります。

作業風景

チームテーマ

丹波漆について学び、PR方法を考えて実践しよう!

集まってくれた学生さんと一緒に、丹波漆のPR方法を考えて実行していきたいと考えています。

団体関係者とのオンライン交流や、現地訪問などを通して、丹波漆の現状と魅力、課題等を学びます。
これらの過程を通じて、丹波漆の活動に共感してくれる人を増やすためのPR方法を考え、実践しましょう!

伝統文化に興味がある、京都府北部に興味がある、まちづくりに興味がある、そんな学生さんはぜひ参加してみませんか?

スケジュール(予定)

植栽体験等を通して丹波漆について学び、PR方法を検討する。
【11月】漆の苗木の勉強会への参加
【12月】漆の木の植栽体験

丹波漆のPR活動
【1~2月】これまでに検討したPR企画を実践する。

昨年度の参加学生がリーダーです!

漆の説明を受ける学生

昨年度、「丹波漆への理解者を増やそう!」をチームテーマとしてTwitter発信に取り組みましたが、新型コロナウイルスの影響で現地訪問は叶いませんでした。

しかし昨年度参加学生の一人が、今年度も「丹波漆」さんとやり取りを続けており、今年度の当プロジェクトとしての活動内容を一緒に考えてくれました。
丹波漆チームのリーダーとして、チームを引っ張っていってくれる予定です。

(丹波漆チームの今年度の活動は、「福知山市若者まちづくり未来ラボ事業」からの助成を受けて実施します。)

こんな学生さん大歓迎!

■リーダーからのメッセージ

こんにちは。昨年度「丹波漆」チームで活動した京都大学3回生の森下です。

学生のみなさん、漆と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
漆にはなかなか馴染みがない人も多いかもしれないですね。
丹波漆には、京都・日本の伝統文化を支えてきた歴史や、受け継がれてきた道具や技術、素材の不思議など、知る人ぞ知る魅力があります。

漆に興味がある人はもちろん、伝統工芸・伝統文化に関心がある人や、木や森が好きな人、過疎問題・地域活性化に関心がある人なども大歓迎です。
大学を超えた学生メンバーのつながりや、行政や地域の方と関われることも魅力です。
事前知識やスキルなどは不要なので、お気軽に参加してみて下さい。

 

■「丹波漆」担当者からのメッセージ

皆さんの関わりのある地域(故郷やおじいさんおばあさんの暮らす田舎)でも自然や環境問題、地域格差の問題など話題になることはあると思います。
そして都市部の企業でも、SDGsやサステナブルなどの言葉が使われるようになってきています。

漆は何千年も前、縄文時代から日本人が使っていた塗料です。
ウルシという木に傷を入れ滲み出てきた樹液が丈夫で美しい塗料となり、四季のはっきりした日本独特の風土でその塗料(漆)を使いこなす技術も発達しました。

海外の人達が注目する日本の文化が、どの様に作り上げてられてきたのか。
そして現在、その文化を支える原材料を、守り伝えるために、何をすべきか。

ぜひ一緒に考えてみませんか?

申込方法(締切:11月22日)

>>申込みは専用フォーム(外部リンク)から!

>>プロジェクト概要ページに戻る

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 府民協働係

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4230

bunkaseikatsu@pref.kyoto.lg.jp