京都府立総合資料館

企画展先人達の京都研究
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第1部 江戸時代の京都研究-歴史考証と地誌の発展-

4.地誌・名所案内の興隆

山州名跡志(白慧(坂内直頼) 撰)

山州名跡志(白慧(坂内直頼) 撰)写真

正徳元(1711)年に刊行された22巻にも及ぶ詳しい地誌です。

元禄年間に実地踏査を行い、神社・仏閣・名所旧跡の由来、縁起等を記したものです。当時の現状と古書の記載との相違を考証した結果が、随所に取り入れられている山城国研究の基本書といえるものです。

著者の白慧は、坂内直頼の僧名で山雲子とも号し、「山城四季物語」「本朝諸社一覧」「軽口大わらひ」等、幅広い分野の著作を残しています。

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