正徳元(1711)年に刊行された22巻にも及ぶ詳しい地誌です。
元禄年間に実地踏査を行い、神社・仏閣・名所旧跡の由来、縁起等を記したものです。当時の現状と古書の記載との相違を考証した結果が、随所に取り入れられている山城国研究の基本書といえるものです。
著者の白慧は、坂内直頼の僧名で山雲子とも号し、「山城四季物語」「本朝諸社一覧」「軽口大わらひ」等、幅広い分野の著作を残しています。
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