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「山城志」に貼られた付箋
元弘元(1331)年8月から9月にかけて後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒すために山城国笠置山で挙兵して戦った時の様子を、笠置寺の僧貞繁が、応永14(1407)年に描いた絵図です。
展示資料は、奈良の竜田神社の所蔵資料を明治時代の京都の画家岡本春暉(はるき)が模写したものですが、「山城志」に貼られた付箋には相楽郡中村の北氏も所蔵していたと記されています。笠置山の戦いが、この地域の人々に興味を持たれていた史実であったことがうかがわれます。
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