寛政6(1794)年にまとめられた丹波地域の地誌です。 福知山藩士古川茂正と篠山藩士永戸貞著が、丹波6郡を対象に編纂を目指しましたが、天田・氷上・多紀郡を成稿したのみで没してしまい、未完に終わりました。 しかし、大正年間にいたって北村竜象によって新たに丹波六郡の地誌「丹波誌」が完成しました。 展示資料は明治10年代に京都府調査掛が歴史資料収集のため写したものです。 −展示箇所 皇居ノ古跡 梅谷村−山陰街道沿いの梅谷村(福知山市)に後醍醐天皇の仮皇居があったという伝承について、「太平記」等の文献を検討し、皇子の陣所ではないかと考証しています。 |