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更新日:2013年3月18日

交番勤務員の一日

警ら(パトロール)

午前10時~10時30分

交番に到着したM巡査部長、非番員からの引き継ぎや連絡事項の確認を行いました。

その後、活動計画に基づき、パトロールへ出発しました。

人身事故の取り扱い

午前10時30分~11時30分

パトロールの途中、無線機で交通事故(人身事故)発生の連絡が入りました。

M巡査部長はパトロールを切り上げ、人身事故発生場所に急行、負傷者の救護や事故発生状況の聴取、二次被害防止のための交通整理などをテキパキと行いました。

そして、駆け付けた交通事故係員とともに、交通事故の捜査を行いました。

休憩

午前11時30分~午後0時30分

交通事故の処理に時間がかかり、計画より30分遅い休憩。

昼食をとりました。

在所

午後0時30分~1時

昼食後、交番で先ほど取り扱った人身事故関係の書類作成を行いました。

巡回連絡

午後1時~3時

巡回連絡は、交番の警察官が受け持ち区域を巡回して、家庭や事業所等を訪問する活動です。

訪問した際には、犯罪の予防、災害事故の防止などの防犯連絡を行ったり、住民の方から意見、要望等をうかがいます。

交番連絡協議会の開催とパトロール 

交番協議会

午後6時30分~午後8時00分

交番連絡協議会を開催し、交番管内の治安情勢等について説明し、地域の要望・意見等をうかがい意見交換を行いました。

その後、合同パトロールを実施し管内の警戒重点等を確認しました。

隣接交番への応援

午後8時~9時

隣接交番管内のスナックで発生した傷害事件の関係者が多数であったため、応援に向かいました。

被疑者には隣接交番勤務員が、被害者にはM巡査部長が事情聴取に当たりました。

被害者から被害届の提出を受けた後、交番へ帰ろうとしたところ…。

苦情申告の取り扱い

午後9時~9時30分

隣接交番の傷害事件を引き継ぎ、交番へ帰ろうとしたところ、「飲食店のカラオケ騒音がうるさい」との苦情申告の指令、隣接交番から直接、苦情先の飲食店へと向かいました。

飲食店の経営者に、近隣の住宅から苦情が入っていることを伝え、音量を下げるように指導しました。

経営者も、これに応じてくれたので、一件落着!

火災申告への対応

午前0時~1時

パトロールの時間となり、交番を出発した途端、無線機から呼び出しが。

「自宅前に止めておいたスクーターのシートが、焼けている」との所有者からの申告です。

現場急行したところ、シートが焦げているだけで大事には至りませんでしたが、一つ間違えば大火事にもなりかねません。

駆け付けた刑事課員とともに、鑑識活動等の捜査に従事しました。

警ら(パトロール)

午前1時~4時30分

火災事案の捜査活動を終え、やっと通常のパトロール活動が行えます。

日付も変わり、人通りも少なくなってきました。管内で、痴漢や侵入盗などの事件が発生している地域を重点的にパトロールすることとし、不審者等の発見に努めていると、自転車に乗った男が警察官の姿を見るなり進路を変える不審な行動をするのが見えました。そこで、その自転車に対して停止を求め職務質問を実施した結果、自転車を盗んだ犯人であることが判明し検挙しました。 

緊急配備

午前4時30分~7時

休憩する暇もなく隣接交番管内でひったくり事件が発生し、緊急配備が発令されました。

犯人の人相着衣は、ノーヘルでスクーターに乗った20歳ぐらいの男。

なにがなんでも犯人を見つける思いで、犯人が立ち寄りそうなコンビニなどを重点パトロール。

そろそろ鳥のさえずりが聞こえだし、夜が白々と明けてきたその時、隣接警察署管内で、ひき逃げ事件発生。

先ほどのひったくり事件とともに、2時間半に及ぶ緊急配備に従事しました。

立番

午前7時~8時

交番の前で、立番をします。

通勤、通学の人々と朝のあいさつを交わし、街の安全を願うM巡査部長でした。

引き継ぎ・退庁

午前9時~

昨夜発生した事件事故の情報などを、今日一日、交番で勤務する警察官に引き継ぎます。

その後本署へ引き揚げ、M巡査部長の1日は終わりました。

 

(注)M巡査部長の1日を最後までご覧くださり、ありがとうございました。

上のM巡査部長をクリックすると、M巡査部長からのお願いコーナーへジャンプします。 

「一時的に生じる勤務員不在交番」にご理解を!

最後まで、このコーナーをご覧いただき、ありがとうございました。

私の勤務するB交番は、実は1当番3人勤務なのですが、3人とも、このような勤務をしています。

京都府警察では、「勤務員の不在が常態化している交番」の解消を図るため、交番に勤務する警察官の増員に取り組んできました。さらに、交番相談員を24警察署136交番(全交番の約75パーセント)に配置しています。

こうした取り組みにより、勤務員不在の状態は改善されつつありますが、交番相談員の配置のない交番もあること、交番の警察官は、事件・事故への対応やさまざまな要望に応えるため、交番を不在にせざるを得ない場合があることなど、今後も一時的に勤務員が不在となることがありますが、皆様のご理解をよろしくお願いいたします。

 

(注)交番相談員は、地方公務員法に規定された特別職の非常勤嘱託職員です。

主な職務は

  • 地理案内
  • 拾得物および遺失物の受理等
  • 自転車およびオートバイ盗の被害届の預かり
  • 高齢者家庭に対する電話による防犯指導 「いたわりテレフォン」の実施
  • 地域住民が行う防犯活動に対し、アドバイス等を行うこと

などです。

お問い合わせ

京都府警察本部地域課企画係

京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3