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代表質問

令和3年2月17日、18日に行われた代表質問の主な内容は次の通りです(質問順)

若者の雇用状況について

堤 淳太 府民 長岡京市・乙訓郡

<質問>
府内の昨年12月の有効求人倍率は1を割り込み、大卒・短大卒の内定率も低下している。第2の就職氷河期世代を生み出さない取り組みへの想いはどうか。また、本府職員の新卒採用者を増やすことについてはどうか。

<答弁>
安定した就業機会確保のため、インターンシップや企業説明会のオンライン開催を充実させたい。また、京都府では、行政課題に対応した執行体制確立のため、積極的に採用を行うこととしている。

国土強靱(きょうじん)化について

兎本 和久 自民 木津川市・相楽郡

<質問>
国が策定した「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」を積極的に活用し、河川、道路などの整備を進め、その効果を早期に発現させることが重要と考えるが、今後どのように取り組んでいくのか。

<答弁>
同対策の初年度分の予算を今議会に提案。浸水被害や土砂災害の防止、交通ネットワークの強靱化などに加え、新たに盛り込まれたインフラ老朽化対策と、水位・氾濫予測システムの構築などデジタル化も進めたい。

府北部の医療提供体制について

中島 武文 自民 宮津市・与謝郡

<質問>
隣接する府立看護学校も含め、府立医科大学附属北部医療センターの施設全体が老朽化している。将来的には、地域の中核病院や看護学校としてふさわしい施設とするため、建て替えが必要と考えるがどうか。

<答弁>
北部医療センターは「地域医療最後の砦(とりで)」として、医療需要や疾病構造の変化にも対応できる体制や施設の整備が必要であり、府立看護学校も含め老朽化への対応も見据えながら検討を進めていく。

幸福度調査と府総合計画について

青木 義照 自民 中京区

<質問>
コロナ禍における地域の幸福を考えたとき、より生活の豊かさや満足度などに着目した政策を立案すべきと考える。府民の意識の変化や生活への満足度をどのように政策に反映させているのか。

<答弁>
府総合計画では府民満足度に関連する指標を設定し、府民意識を府政に反映できるよう努めている。コロナ禍における意識の変化や満足度を把握し、生活の豊かさや幸せを実感できる京都づくりに生かしていく。

コロナ禍における経済支援について

西脇 郁子 共産 下京区

<質問>
本府として飲食店や関連業者だけでなく、コロナ禍の影響を受ける府内全ての事業者を支援対象とするとともに、損失に応じた補償となるよう国に対しても支援策の創設を求めるべきと考えるがどうか。

<答弁>
営業時間短縮の要請に対する協力金については、損失補償ではなく、要請へのご協力に対し支給するもの。また、事業所の規模に応じた支給の仕組みを設けるよう国へ要望を行ったところ。

府南部地域の大規模開発について

水谷 修 共産 宇治市・久世郡

<質問>
大規模開発には、道路などの整備に多額の予算が必要となるが、関連する公共投資も含めた総事業費などはどうか。大規模開発を優先するより、既存市街地の整備や住民サービスに転換すべきと考えるがどうか。

<答弁>
各種開発事業への公共投資は、民間投資を誘発し、雇用創出や経済振興の効果が期待できる。大小さまざまな公共事業や関連民間投資などの連携を図り、一体的なまちづくりの中で適時に実施することが重要と考える。

本府の伝統産業について

村井 弘 公明 宇治市・久世郡

<質問>
製造業は、効率性や生産コスト低下などを求め海外移転を行ってきたが、本府の西陣織などの伝統産業は、京都から移すわけにはいかないと考える。伝統産業の成長の道筋をどのように考え、支援を行うのか。

<答弁>
伝統産業は、各産地が協力して構造改革を行う必要がある。先行的な試みとして、西陣織、京友禅、丹後織物の産地が協力し、世界市場で存在感を持つシルク・テキスタイル産地を目指す取り組みを支援したい。

お問い合わせ

京都府議会事務局総務課広報広聴係

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ファックス:075-441-8398