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[心の健康について]

〈摂食障害〉 摂食障害の治療

この病気には、身体面、心理面、行動面への治療が必要です。そこで精神療法、行動療法や認知行動療法、輸液などの身体的治療、薬物療法を組み合わせて治療を行います。最近うつ病の治療薬の一つであるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)が、過食症に効果があるとも言われています。

治療を始めるにあたって

まずはじめに、どうして治療が必要なのかを理解することが大切です。そこで神経性食思不振症や過食症についての正しい知識を得ましょう。また、低体重や過食を続けることで、健康上の問題だけでなく、学業や生活上のこと、対人関係など、さまざまな犠牲が払われています。ですから、この病気を治すことが、必ずあなたにとって有益なものになることを理解してください。

治療の目標は

治療の目標はまず、適切な食事のパターンを獲得し、体重を回復させることです。あなた自身で適切に食事が出来るように学んで行きます。このためには、一日の食事や行動の枠(予定)を設定し、どれくらい実行できたかを評価するなど、行動療法的なやり方を用いたりします。

こんなとき入院が役に立ちます

治療の多くは通院という形で行われます。でも、やせが進むと、いくら食べようと思っても、身体が食べ物を受けつけなくなる段階があります。そして、体重が著しく減少し、生命的に危険な状況になれば、入院の上、点滴、液体栄養剤などで体重を増やすことが必要になります。また、過食・嘔吐を繰り返すことで、血液中のカリウム値が異常に低くなると、不整脈などで突然死を来す恐れがあり、入院の上、内科的な治療が必要なこともあります。

その他、家族から離れて治療することが望ましいときや、あるいは過食への衝動が強くて食べ物の管理が出来ないとき、抑うつ気分が強く自傷行為が抑えられないときなども、入院治療が役に立つことがあります。

低栄養状態や食行動の改善とともに、気持ちのたて直しもしましょう

病気になるほどまでも痩せることにしがみつく気持ち、体重が増えることへの異常な恐怖、過食を繰り返してしまう衝動、これらの背後には何らかの心理的な理由があります。たとえば、目標としていたことが実現できなかったり、友人や異性との関係がうまくいかなかったりと、さまざまなつまずきが自己評価の低下に結びつき、自分の体重をコントロールすることでそれを代償したり、過食という形でその苦しさを表現したり発散したりしていることがあります。

このような心の問題に気づき、それを異常な食行動に結びつけずに、適切に解決する方法を学びます。このことが、病気の再発を予防し、ひいてはよりゆとりのある新しい生き方にもつながって行きます。

治療は焦らず、あきらめず

摂食障害は、年単位でゆっくりと回復していく場合も多いものです。また、回復していく過程で、一時的に悪くなるなど、揺れ戻しがあるものです。そんなときに、決して自暴自棄になったり、あきらめたりせずに、治療者を信頼し、家族やあなたを支えてくれる人々と協力しながら、病気に立ち向かえば、必ず回復の道を見いだすことが出来ます。



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