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最新の府内の発生状況(2022年第○週)

今週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎地図(京都府版)

丹後 中丹東 中丹西 南丹 京都市 乙訓 山城北 山城南
  • 発生なし
  • 発生
  • 注意報
  • 警報

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2025年第35週の報告です。

今週も伝染性紅斑は全国、京都府(全体)、保健所別でも前週の警報レベルの地域は全て警報レベルが続いています。水痘は南丹の定点当り報告が前週0.50件から3.5件まで増加し警報レベルになりました。

全数報告対象の疾患は、結核デング熱後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)がそれぞれ1件、腸管出血性大腸菌感染症が3件、日本紅斑熱レジオネラ症梅毒がそれぞれ2件、百日咳が19件報告されました。

2025年で2例目のデング熱の報告がありました。京都府内においては、ここ5年間は毎年0~6件の報告があり、いずれも海外(主に東南アジア)での感染と推定されています。

デング熱は主に熱帯・亜熱帯でみられる、蚊により媒介されるデングウイルス感染症で、死亡率は高くありませんが、まれにデング出血熱など重症化することがあります。特に2度目の感染時に重症化の確率が高くなるとされています。感染流行地に渡航の際は、野外活動で長袖・長ズボンを着用し、なるべく肌の露出を避け、虫除け剤を使用し、設備の整った宿に泊まるなど蚊に刺されないよう注意してください。帰国後に発熱や発疹がみられた場合は、医療機関を受診する際に医師に渡航歴を伝えるようお願いします。