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1. 量産養殖のための養殖技術の開発

 これまで基本的な養殖技術については、ほぼ明らかなっていますが、実際に漁業者の皆さんが現場で大量のトリガイ養殖に取り組もうとすると、試験的なやり方でそのままやろうとしても難しいことがいくつか出てきました。そこで、漁業者の方がより実行しやすい養殖方法について検討してみました。

 
(1) 底質の選択
 トリガイ養殖で、より良い成長を得るために重要なものとして、養殖容器内に敷く材質(底質)があります。季報42号で、底質の種類について、アンスラサイトが最も適していることを紹介しましたが、単価が高いことを課題としてあげていました。その後、アンスラサイト以外にセラミック、炭、バーミキュライト(園芸用土)など様々な種類の材質を底質として試験をしました。そして、締まりにくい底質ほどトリガイの成長は良いことが分かりました(図1)。しかし、残念ながらアンスラサイトより良い成長が得られるような材質を見つけることはできませんでした。
 そこで単価の高いアンスラサイトを有効に利用し、コストを軽減する方法を検討してみました。その対策として、アンスラサイトは毎年更新するのでなく、流出して減った分だけ補充し、毎年繰り返し使用することにしました。また、コンテナに敷くアンスラサイトの量は厚さ10cm程度あれば良いことが分かりました(図2)。アンスラサイトの量が多くなるほど流失量も多くなりますが、厚さ10cm程度で使用した場合、年間の流出量を2〜3割程度に抑えることができます。なお、アンスラサイトの粒径は2〜3mmが適当です。
 
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