チャセンシダ科
クルマシダ
Asplenium wrightii D. C. Eaton ex Hook.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
| 選定理由 | 府内ではまれ。園芸用に採集されるおそれがある。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 常緑性の多年草。大型で、葉は長さ60~80cmに達する。根茎は太く斜上する。葉は叢生し、厚い草質、単羽状複生。羽片の辺縁には鋸歯があり、基部上側はやや耳状に突出することが多い。ソーラスは羽片の辺縁と羽軸の中間に付き、長く伸びる。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)144、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)149 & 180  | 
                  
| 分布 | 本州(伊豆以西の暖地)、四国、九州、沖縄県、台湾、中国大陸南部からインドシナ半島。 ◎府内の分布記録区域 京都市域、山城地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 園芸採集、森林伐採。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 森林性のシダであり、高い空中湿度を好む。周辺の森林と共に保全するのが望ましい。人工繁殖自体は比較的容易である。  | 
                  
執筆者 光田重幸
