種子植物 ホシクサ科
クロイヌノヒゲ
Eriocaulon atrum Nakai
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
| 選定理由 | 生育地が限られ、個体数もきわめて少ない。  | 
                  
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| 形態 | 池や湿地の周りの草があまり茂らないところにはえる一年草。葉はロゼット状に付き、線形で長さ3~15cm。花茎は5~15cm、多数出る。頭花は半球形、幅4mm、藍黒色を帯びる。クロホシクサにくらべると、雄花の萼片は合生、先が3浅裂して先端に単細胞の毛がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)82、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)184、f. 126: 2  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 溜池の改修や歩道整備などで生育環境が破壊された。,目立たないため知らないままで開発される可能性が高い。湿地の開発には、その地域の詳細な生物調査が必要である。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 目立たないため知らないままで開発される可能性が高い。湿地の開発には、その地域の詳細な生物調査が必要である。  | 
                  
執筆者 村田源
