種子植物 ラン科
クモラン
Taeniophyllum glandulosum Blume, Taeniophyllum aphyllum Makino
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
| 選定理由 | 産地や個体数がきわめて少ない。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 木の幹や枝に着生する多年草。根は放射状に出て緑白色。葉は花茎にだけあるが、鱗片状に退化している。花は5~6月頃、4~6mmの花茎に1~3個付き、淡黄緑色で小さく、距は基部にあって袋状、唇弁の先は細く折れ曲がって尖る。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)232、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)63  | 
                  
| 分布 | 本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸、ヒマラヤ。 ◎府内の分布記録区域 ほぼ全地域から記録されているが、南丹地域以南での記録が多い。近年の確認は山城地域のみである。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 老木の伐採、マニアによる採集。ウメノキゴケがなくなったのと同じように、大気汚染の関係かもしれないがよくわからない。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 自生地の公表を控える。着生している地域の老木の伐採をしない。  | 
                  
| 特記事項 | 人工栽培は困難である。  | 
                  
執筆者 村田源、光田重幸
