種子植物 キク科
ヒメヒゴタイ
Saussurea pulchella (Fisch. ex Hornem.) Fisch.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
                  | 選定理由 | 北部地域、中部地域に記録はあるが、産地、個体数がきわめて少ない。  | 
                  
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| 形態 | 日当りのよい山野の草地や岩場にはえる多年草。茎は直立して、高さ120cm前後。葉は互生し、長さ12~18cm、下部のものは深く羽裂し、両面に細毛がある。茎は上部で分枝し、8~10月に紫色の多数の頭花を付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)221、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)25、f. 8: 1  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国大陸東北部、サハリン(樺太)、東シベリア。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(現状不明)、南丹地域(絶滅に近いが、現状不明)、京都市域(絶滅)。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 植生の遷移、草地開発。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 自然にまかせず、草地の草刈り・管理をしないと維持できない。施設で系統保存を図る段階の植物である。  | 
                  
| 特記事項 | かつては胡麻付近(現京丹波町)の道端草地にもかなり生育していた。今は確認できない。  | 
                  
執筆者 高木俊夫、光田重幸
