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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 アヤメ科

カキツバタ

Iris laevigata Fisch.
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C
カキツバタ

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選定理由

府内では分布域は広いが、急速に自生地が減少している。

形態

水湿地にはえる多年草。葉に中脈はない。花期は5~6月。花は青紫色で径約12cm。外花被片は大きく開出して垂れ下がり、基部の爪部は白色から淡黄色、花筒部は短い。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)61、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)79

分布

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、東シベリア。

◎府内の分布記録区域 丹後地域(まれ、白花もある)、中丹地域、南丹地域、京都市域(深泥池のものはほとんど白花である)、乙訓地区、山城地域。しばしば栽培され、自生かどうか判断が難しい場合がある。

生存に対する脅威

湿地開発、土地造成、園芸採集。

必要な保全対策

生育地は稀少なものであることを周知する。

特記事項

ノハナショウブが山間湿地や海岸部にあるのに対し、本種は平地の溜池などで見ることが多い。

種子植物の文献一覧

執筆者 田中徹、赤松富子

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