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鞘翅(コウチュウ)目 オサムシ科

イグチケブカゴミムシ

Peronomerus auripilis Bates, 1883
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)

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選定理由

巨椋池がタイプ産地である。かつては淀川流域の河川敷に多産したが、近年個体数が極端に減少した。

形態

原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)PL. 28、No. 16を参照。体長9.0~9.5mm。金色の細毛に覆われ、上翅は金銅光沢が強い。触角は褐色で、その基部と肢は黄褐色。

分布

北海道、本州。

◎府内の分布区域 タイプ産地の巨椋池のほか、舞鶴市、西京区桂、伏見区淀川、城陽市から記録がある。

生態的特性

低地の湿地や草地に生息する。

生息地の現状

タイプ産地である巨椋池は干拓により消滅した。淀川流域や府北部地域では最近でも記録されているが、以前に比べると個体数は極端に減少した。

生存に対する脅威

淀川流域の河川敷では、護岸工事や公園化により生息地が失われつつある。

必要な保全対策

河川敷に手を加えずに、自然のままに放置すること。

その他

日本固有種

文献 Bates(1883)、伊藤ほか(1997)

執筆者 芦田久

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