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京都府レッドデータブック2015

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鱗翅(チョウ)目 シジミチョウ科

ウラジロミドリシジミ

Favonius saphirinus (Staudinger, 1887)
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし

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選定理由

分布が局地的で、府の南部地域ではとくに減少傾向にあるため。

形態

前翅長14.0~20.0mmで、ミドリシジミ類としてはやや小型。オスの翅表は青っぽい金緑色で、裏面は銀白色。メスの翅表は黒色で灰白色。

◎近似種との区別 他のミドリシジミ類に似るが、小型で尾状突起が短いほか、裏面の斑紋などで比較的容易に区別できる。

分布

北海道、本州、四国、九州、淡路島、隠岐島、対馬。

◎府内の分布区域 全地域から記録があるが、分布は局地的。丹後・中丹地域(京丹後市丹後町、網野町、久美浜町、福知山市、舞鶴市、綾部市)、中部地域(京都市右京区(京北町))、南丹市日吉町)、山城地域(長岡京市、向日市、宇治市、木津川市加茂町、笠置町)などの記録がある。

生態的特性

年1化で、成虫は6月頃羽化する。府内の幼虫の食樹はナラガシワである。オスは夕方、食樹の周辺などを活発に飛び回ってメスを探す。卵(卵内幼虫)で越冬する。

生息地の現状

発生地となっている雑木林が伐採されるなどして、とくに長岡京市など山城地域では減少傾向にある。

生存に対する脅威

ナラガシワを含む雑木林の皆伐は大きな脅威となる。

必要な保全対策

ナラガシワの生育する雑木林の保全と維持管理が必要である。

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