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京都府レッドデータブック2015

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地形

かまやかいがん

かまや海岸

京都府カテゴリー

要継続保護

2002年版 要継続保護 2002年版を参照する
与謝郡伊根町字蒲入

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分類

海岸地形

細分

海食崖

地域

与謝郡伊根町字蒲入

選定理由

京都府の自然を代表する典型的かつ貴重な地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。

概要

丹後半島東岸の経ケ岬から伊根町蒲入(かまにゅう)までの約3.5kmの海岸。北西─南東方向の直線的な海岸線で、比高200m以上の急崖が連続する。丹後半島北東部の標高300~450mの小起伏面を伴う山地が一気に日本海に落ちこみ、海食崖上の山地斜面も30°以上の急斜面となっているところが多い。東側沖約2kmの海底には同方向の断層が存在しており、本来断層崖として形成され、海食によって後退した断層線崖である可能性が高い。また、隆起海食洞や離水した波食台などの地形が多数見られ、隆起傾向にあることを示す。

かつては交通上、たいへん不便であったが、丹後半島一周道路(国道178号)がつくられ、京阪神からのアクセスもよくなり、観光客や釣客も増えている。

なお、大規模な海食崖は、丹後半島東岸、かまや海岸以南の蒲入から野室、津母、新井、鷲岬までの間に多く見られる。

関連法令

自然公園法(丹後天橋立大江山国定公園)

文献 海上保安庁水路部(1980)

執筆者 山脇正資

2.5万分の1 丹後中浜

2.5万分の1 丹後中浜

伊根町蒲入 かまや海岸の海食崖と波食台

伊根町蒲入 かまや海岸の海食崖と波食台

伊根町津母の隆起波食面(中位面)と現生の海食洞

伊根町津母の隆起波食面(中位面)と現生の海食洞

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