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三畳紀円礫岩 
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 岩石
細分 堆積岩 夜久野層群
時代区分 中生代三畳紀
地域 加佐郡大江町公庄



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 消滅危惧


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 よく円磨された礫から構成されており礫種についての検討がすすめられている点で重要である。
分布 三畳系の陸成層には円礫岩がしばしば伴われる。山口県、広島県の美祢層群などに見られる。大江町、夜久野町にかけて分布する夜久野層群は礫岩層が多い。また難波江層群にも円礫岩が挟まれるが、主岩相ではない。
特徴(特異性) 夜久野層群の下半部に当たる。ここでは中礫から大礫サイズであるが、夜久野町北部では大礫のものが多い。石灰質チャート、火砕岩・凝灰岩、石灰岩、砂岩などの礫が多く、稀に変成岩や蛇紋岩の礫も認められる(京都教育大学礫岩研究グループ、1977)。また極めてよく円磨されている。埋積後の圧力溶解と変形によって、えくぼ石や食い違い石となっている。
現状 道路わきの露頭であるが、木工場の脇にあり崖そのものは放置されている。ただ、道路の拡幅によって礫岩露頭の一部が失われている。三畳紀の河川性の礫層として貴重であり、かつ埋没、続成による変化を示している点でも保護して、教材等として活用すべきものである。
保存に対する脅威 工場の立替や道路の一層の拡幅等によって崖が崩されたり、覆われてしまう可能性がある。
必要な保全対策 礫岩層自体は堅硬なものであり、必要な傾斜が保たれていれば、崩れる可能性は低い。したがって必要以上の擁壁等で覆うことのないようにすべきである。

地質文献一覧 
執筆者:武蔵野 実
写真
大江町公庄、夜久野層群の円礫岩(ハンマーの柄は約30cm)
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