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特集1 12月4日から10日は人権週間です あなたにとって大切な人 一人ひとりの命と人権

本来、当たり前であるはずの命を守る権利を脅かされる状況が、私たちの周りで起こっています。
いま一度、「あなた自身」と、「あなたにとって大切な人」の命を人権の観点から考えてみませんか。

世界人権宣言 第3条
すべて人は、生命、自由及び身体の安全に対する権利を有する

世界人権宣言とは…

すべての人間が生まれながらに基本的人権を持っているということを初めて公式に認めた宣言です。第二次世界大戦によって、多くの人々の命が奪われたことへの反省などから、1948年12月10日に採択されました。

「世界人権宣言」全文や作成・採択についての経緯を外務省がホームページ(外部リンク)で公開しています。

CASE1 犯罪被害

いつ誰の身に起こるか分からないからこそ…

 あなたは犯罪報道を見て、被害者やその家族の置かれる状況を想像してみたことがあるでしょうか?犯罪被害によって命を脅かされたり、大切な人を失ったりするだけでなく、事件後もフラッシュバックや心無い中傷で苦しみ続けている人がいます。

[専門家 VOICE]


京都犯罪被害者支援センター事務局長
冨名腰 由美子(ふなこし ゆみこ)さん

府公安委員会指定の援助団体として、犯罪被害者の相談を受け、中長期にわたって被害者とその家族を支援する活動を継続。

 犯罪被害に遭うと、以後の人生は一変してしまいます。年月が経っても、周囲の何気ない一言で事件を繰り返し思い出してしまう。それが苦しい、生きづらいと訴える方が多くおられます。被害者やその家族の人生に甚大な影響を与える犯罪は、許し難い人権侵害。SNSなどで被害者を誹謗(ひぼう)中傷することも、あってはならないことです。全国被害者支援ネットワークでは、被害者の立ち直りを助けるため「犯罪被害者の権利宣言(下記)」を掲げています。犯罪被害は、いつ誰の身に起こるか分からないことを意識していただき、もし身近に被害者がおられたら、無理に励まそうとせず、静かに寄り添ってあげてください。

犯罪被害者の権利宣言(PDF)

  1. 公正な処遇を受ける権利
  2. 情報を提供される権利
  3. 被害回復の権利
  4. 意見を述べる権利
  5. 支援を受ける権利
  6. 再被害からまもられる権利
  7. 平穏かつ安全に生活する権利

[府の取り組み]


生命(いのち)のメッセージ展
犯罪犠牲者の等身大の人形(ひとがた)に、
その人の素顔や遺族のつづったメッセージを添え、
遺品である靴と共に展示。


ホンデリング・プロジェクト
府民の方から寄贈された書籍の売却代金を犯罪被害者支援センターへ寄付。

CASE2 自殺

「死にたい」という声にあなたなら、どう応える?

 自ら命を絶たずにいられなくなるほど、生きづらさを感じている人がいます。また、そうして命を絶った人を思い続けて一生を過ごす人がいます。あなたの大切な人に寄り添うことによって、かけがえのない命と心が救われることがあります。

[専門家 VOICE]


リヴオン代表理事
尾角 光美(おかく てるみ)さん

遺児や遺族のグリーフ(喪失によって起こる反応)サポートに携わるとともに、府と連携して各地で自殺予防のための活動も展開。

 「命を大切に」という言葉だけでは、命を本当に大切にすることはできません。必要なのは「あなたが大切だよ」と、誰か一人が言ってくれることなんです。身近な人を亡くして自分を責めている人には「あなたは悪くないよ」ではなく、「それほど大切な存在だったんだね」と伝えてみる。ぎりぎりのところで命に向き合う人の思いは、ありのままに受け容れてもらえる存在によって救われることがあります。どうか、まず自分自身と、自分の一番近い人を大事にしてみてほしい――そんな思いを込めて「大切な人をなくした人のための権利条約(下記)」を作りました。今日の小さな一歩が、大きな意味を持つかもしれません。

大切な人をなくした人のための権利条約(PDF)

  1. 悲しんでもいい 落ち込んでもいい
  2. 自分を許してもいい
  3. 考えない 思い出さないときもいい
  4. 自分を大切に
  5. 助けてもらうこと
  6. みんなちがって それぞれにいい
  7. 自分の人生を歩んでいい

[府の取り組み]


ゲートキーパーの養成
悩んでいる人に気付き、声を掛け、話を聞き、
必要な支援につなげて見守る人を養成。


リヴオン「ほっとつどいば」
大切な存在を亡くした人などが集える場を、
月に1度定期開催。※京都府補助事業
京都府自死・自殺総合対策

一人で悩まず、話してみよう

府では、つらい悩みを抱えた方や、犯罪や事故などの被害に遭われた方、そのご家族などをサポートする窓口を開設しています。相談・支援は一切無料、秘密は必ず守られます。

京都府人権キャラクターじんくん

京都犯罪被害者支援センター

ボランティアによる電話相談のほか、面接相談や法律相談の付き添い、裁判の傍聴付き添い、代理傍聴などの直接的支援を行っています。必要に応じて臨床心理士や医師、弁護士など専門家によるサポートも。

犯罪被害者サポートダイヤル

フリーダイヤル 0120-60-7830
日時 月曜日から金曜日 13時から18時
※祝日、休日、8月12日から16日、12月28日から1月4日を除く

犯罪被害者サポートダイヤルほくぶ相談室

フリーダイヤル 0120-78-3974
日時 月曜日、木曜日 12時から16時
※祝日、休日、8月12日から16日、12月28日から1月4日を除く

全国共通ナビダイヤル(全国被害者支援ネットワーク)

ナビダイヤル 0570-783-554
日時 毎日 7時30分から22時
※12月29日から1月3日を除く ※ナビダイヤル通話料が掛かります

京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター「京都SARA(サラ)」

専門的な研修を受けた女性支援員がお話を伺い、必要・希望に応じて受診、カウンセリング、弁護士への相談、専門機関への同行支援などを行っています。

TEL 075-222-7711
日時 毎日 10時から22時 ※年中無休

京都府犯罪被害者サポートチーム

必要に応じて犯罪被害者支援コーディネーター(心理の専門家や被害者支援の専門家など)が支援機関への橋渡しや手助けを行い、犯罪被害者やそのご家族などを総合的に支援します。

日時 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分
TEL 075-414-5700
※祝日、休日、12月29日から1月3日を除く

京都府自殺ストップセンター

死にたいほどのつらい悩みの相談に応じ、公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士などの専門スタッフがチームとなってサポートします。

ナビダイヤル

0570-783-797

日時 月曜日から金曜日 9時から20時
※祝日、12月29日から1月3日を除く
※ナビダイヤル通話料が掛かります

LINE相談電話

QRコードから「友だち」登録の上、無料通話機能をご利用ください

京都府こころのライン相談(コロナ関連)

失業やいじめなど、新型コロナウイルス感染症に関連して生じた深刻な悩みについて、LINEのトークで相談を行っています。
※令和3年3月31日まで

LINE相談(トーク)

QRコードから「友だち」登録の上、トーク機能をご利用ください

日時 月曜日から金曜日 19時から22時(21時30分受付終了)
※土曜日、日曜日、祝日 12月29日から1月3日 15時~22時(21時30分受付終)

京都人権ナビ 人権情報ポータルサイト

人権に関する相談窓口などをご案内しています

京都人権ナビ(外部リンク)

京都ヒューマンフェスタ2020(外部リンク)
WEB開催中

「京都ヒューマンフェスタ」は11月21日から、約4カ月にわたってオンラインで配信しています。今の時代だからこそ「つながり、ひろがる。交流の輪」をテーマに、人と人、心と心のつながりの大切さを考えてみませんか。

日時 令和2年11月21日(土曜日)から令和3年3月31日(水曜日)まで

特設サイトの主な掲載コンテンツ

トークセッション

「SNS と誹謗中傷~なぜ人は人を傷つけてしまうのか~」


脳科学者/医学博士
中野 信子


声優/女優
春名 風花

人権フォーラム

「誰もが自分らしく生きることができる社会の実現を目指して」

生命(いのち)のメッセージ講演

京都交通事件被害者の会 「古都の翼」

みんなのアクセス待ってるワン

[お問い合わせ]
人権啓発推進室
TEL:075-414-4271 FAX:075-414-4268

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お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4075

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