きょうと府民だよりナビゲーション

クローズアップ京都府

現場訪問脱炭素社会の実現に携わる方、技術開発やその支援に取り組む方々と各地で「行き活きトーク」

西脇知事が府内の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。

行き活きトーク
ゼロカーボンまちづくりの未来について(向日市)

8月25日には「ZET-BASE KYOTO」を訪れ、脱炭素に関する最新技術のブースを見学した後、地元企業や銀行の方、府立桂高等学校で研究活動に取り組む生徒と、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや今後の課題について意見を交換しました。

「ZET-BASE KYOTO」とは?

脱炭素関連スタートアップ企業の交流と、オープンイノベーションを目的とするインキュベーション(新規事業の立ち上げ支援)施設。

「ZET-BASE KYOTO夏まつり」の出展ブースを見学

参加者の声
  • 放置竹林や剪定残渣(せんていざんさ)処分の問題に目を向け、竹を使った発電に取り組んでいる。大学や企業と技術連携を進め、地域課題の解決につなげたい。
  • こういう場は全国でも珍しい。多くの方はサステナブルなどの言葉は知っていても行動までは結びついていない。課題を浸透させるためにも継続した取り組みが必要。
  • スタートアップ支援では、どうしたらその会社が成功するかを考えて、企業同士の横のつながりづくりに取り組んでいる。ここを拠点に、地域活性化のお手伝いができれば。
  • いろんなブースがあり興味深かった。学校の研究活動で循環型農業を学んでいるが、農薬や化成肥料をあまり使わないなど環境面での取り組みもやっていきたい。
  • 廃棄される花をサシェ(香り袋)などに加工し、フラワーロスをなくす研究をしている。今後さらに活用の幅を広げられるよう、企業とコラボレーションしたい。
トークを終えて…

ここ「ZET-BASE KYOTO」が、脱炭素の枠組みを超えた地域のコミュニティになっていることを頼もしく感じました。企業や金融機関だけでなく、中高生などの若い世代が社会とつながる場にもなるよう、PRと交流機会の創出に取り組んでまいります。

行き活きトーク
技術の力でイノベーションの都に(下京区)

10月6日には、KRP地区にある京都府中小企業技術センターを訪れ、保有する試験機の分析・計測などを体験した後、地元中小企業やスタートアップ企業の方、技術開発支援に携わる方々と、京都府中小企業技術センターの意義やものづくり産業の展望について意見交換しました。

「KRP地区」とは?

1989年開業のサイエンスパーク「京都リサーチパーク」。研究開発型企業や、京都府・京都市の産業支援機関が軒を連ねる新産業創出拠点。

材料試験やX線検査の様子を見学

参加者の声
  • 新技術の製品化に向けては、大学との共同研究や支援機関との連携が不可欠。産学官が集まるKRP地区のような地域の力をきっかけにイノベーションを起こしていけば、京都全体が発展していくと思う。
  • 業界の最新技術研究のため、京都府中小企業技術センターの設備を活用している。この場所が、自社にない技術や知見を持った企業、大学とつながるきっかけになれば。
  • 京都には独自の技術が多くある一方で、ものづくりに関心を持つ学生は減っている。京都府中小企業技術センターと大学の連携を強め、学生の育成と企業の発展、両方につながる場になれば。
  • 技術開発には、人や企業の交流の場が必要。KRP地区がその拠点となるよう、ここで行っている技術支援の“見える化”とそのPRにもさらに力を入れたい。
トークを終えて…

大学や研究機関の集積、独自技術を磨くものづくり企業の存在など、知と技が自然に交わる京都の強みを改めて実感しました。KRP地区を交流拠点の一つとして新たな産業を育てていけるよう、府としても引き続き支援してまいります。

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広報課
TEL:075-414-4071 FAX:075-414-4075

イベントきょうとまるごとお茶の博覧会グランドフィナーレ「北野大茶会(だいちゃかい)」を北野天満宮で開催

大阪・関西万博を契機に、国内外の方々へ京都の茶文化を発信してきた「きょうとまるごとお茶の博覧会」。そのフィナーレを飾る「北野大茶会」を10月11日から3日にわたり北野天満宮(上京区)で開催しました。会場では、茶道4家元2宗匠(そうしょう)および煎茶道3流派による茶会のほか、多数の野点(のだて)席、府内の児童・生徒・学生らによる取り組みの成果発表、茶文化に関する体験・販売などを実施し、多くの来場者が訪れました。

来賓や、きょうとまるごとお茶の博覧会のプロジェクトに取り組んだ府内の学生らと記念セレモニーに臨む西脇知事

[お問い合わせ]
文化政策室
TEL:075-414-4217 FAX:075-414-4223

知事コラム雲外蒼天(うんがいそうてん)
Governor's voice

書:西脇 隆俊

このたび京都ゆかりの方が2人同時にノーベル賞を受賞され、私たちにとっても大きな喜びとなりました。

京都は“大学のまち”で、これまでから多くの研究者たちが集い、交流し、新しいものを生み出す土壌があります。今年開催した「けいはんな万博2025」では、同じく京都ゆかりの方で、過去にノーベル賞を受賞された山中 伸弥氏と田中 耕一氏をお招きし、大学生や高校生も交えたシンポジウムを行いました。印象的だったのは、お2人が若者たちからの質問に真摯(しんし)に向き合われる姿です。セッションの中でお2人から「“尖(とが)った研究”は、専門以外の異分野交流から道が拓(ひら)けた」というお話がありましたが、これこそ「京都の土壌」が生み出した賜物(たまもの)ではないでしょうか。

未来を担う若者たちが、誇るべき先輩方の精神に触れ、多くの交流ができるよう、京都が培ってきた豊かな土壌を今後も受け継いでまいりましょう。

お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4074
ファックス:075-414-4075
[email protected]

おことわり

掲載されている連絡先等は掲載時点のものです。
組織改正等により変更されている場合がありますので御了承ください。
ご不明な点がございましたら、広報課までお問い合わせください。

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