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トップページ府民だよりトップ2025年12月号特集1 京都映画は、次世代継承に候。

特集1京都映画は、次世代継承に候(そうろう)。

日本映画発祥の地、京都。伝統産業からハイテク産業まですそ野の広い映画産業は京都を代表する総合産業です。現在、「侍タイムスリッパー」、「事実無根」、「国宝」など、京都に所縁(ゆかり)のある映画が注目を集めていますが、一方、担い手不足や人材の高齢化など、その継承には課題もあります。府では、映画文化の理解促進と次世代への継承を図るため、さまざまな取り組みを行っています。今月12月は「京都映画月間」。京都市と一体となって映画関連事業を開催します。この機会に、京都の映画文化に触れてみませんか。

京都府知事 西脇 隆俊

1975年11月オープン当時の東映太秦映画村

2025年10月開催の第20回キッズ・シネマスタジオでの撮影ワークショップの様子

次世代育成その壱キッズ・シネマスタジオ
子どもたちがプロの指導で本物の機材で映画制作

子どもたちがプロの映画監督やスタッフの指導のもと、短編映画制作を体験できる人気のワークショップ。東映太秦映画村で開催され、子どもたちは監督、美術、役者、カメラマンなどさまざまな役割を担当し、本物の撮影機材に触れながら、映画作りの裏側を学ぶことができます。(2025年度は募集終了)

西脇知事の一球入魂!

次世代育成その弐京都フィルムメーカーズラボ
一流監督・映画人の指導を受けて現場体験

「京都ヒストリカ国際映画祭」の若手育成プログラム。京都の映画資産を活用して、国内外の若手映像作家に一流監督・映画人の指導を受けていただくとともに、映画製作の現場を体験していただきながら、映画関係者との交流の場を作ります。(2025年度は募集終了)

次世代育成その参京都映画企画市
時代劇の拠点として映画・映像クリエーターを育成

「京都映画企画市」とは

若手映画・映像制作者を対象とした時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテスト。第一線で活躍する映像業界人を審査員に迎え、応募企画の中から書類審査にて数作品を選定、プレゼンテーションで優秀映画企画を決定します。時代劇の拠点である京都の優位性を生かし、京都から若手クリエーターを世に送り出すことを目的としています。 また、パイロット版(短編)制作では京都の撮影所のスタッフとの協業により、伝統的・商業的な映画制作を学ぶこともできます。(2025年度は募集終了)

2025年度は、『語り薬帖』緑茶麻悠&佐伯龍蔵(監督・脚本)が受賞

2022年度 受賞企画
『うつつの光、うつる夜』
監督:鹿野洋平

2023年度 受賞企画
『サバイバル忍者』
監督:馬杉雅喜
脚本:三井玲衣・馬杉雅喜

2024年度 受賞企画
『引かれ者の小唄』
監督:栗本慎介
脚本:島村隆

「京都映画企画市」をきっかけに
映画『侍タイムスリッパー』監督 安田 淳一さん

寺社仏閣が多く撮影に馴染む京都は、歴史物を撮るのに魅力的。日本アカデミー賞受賞の際には地元京都の皆さんに喜んでいただき、とてもうれしかったです。これからも京都で映画を撮っていきますので、よろしくお願いします。

京都で映画を撮るために太秦に移住
映画『事実無根』監督 柳 裕章さん

京都は、物語が息づく場所です。

人の情、街の光と影に導かれ、初監督作『事実無根』を撮りました。ここで紡がれる物語のひとつひとつが、府民の皆さんの心に届くことを願っています。

時代劇の「無形文化財登録」を応援しています

俳優 中井 貴一さん

私自身、京都の撮影所で、数多くの時代劇に出演し、先輩たちから時代劇での動きを口伝えで教わりました。京都で育まれた時代劇の文化や技術は、後世に残すべきものです。京都府の時代劇の無形文化財登録に向けた活動を私も応援していきます。

12月は「京都映画月間」

京都の映画文化の継承・映画産業の振興を図るため、12月を「京都映画月間」とし、京都市が実施する「第4回京都映画賞」と、京都府が実施する「第17回京都ヒストリカ国際映画祭」を一体となって開催しています。

[お問い合わせ]
産業振興課
TEL:075-414-4852 FAX:075-414-4842

お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4074
ファックス:075-414-4075
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おことわり

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ご不明な点がございましたら、広報課までお問い合わせください。

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