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大佛師・辻井岩次郎(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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新しい和幡「Wabata」

(2023年2月22日、ものづくり振興課 足利)

ご夫婦

大佛師・辻井岩次郎(外部リンク)(京都市)では、新しい和幡の制作を進めておられます。西陣織が組み込まれたものなど、海外富裕層がインテリアとしてもお求めになるほど斬新です。

掛け軸 屋外

龍 金具

 建具 仏

 

海を越える大佛師

(2022年3月22日、ものづくり振興課 足利)

仏像

大佛師・辻井岩次郎(外部リンク)(京都市)の創業は寛永十年(1633年)。現店主・辻井豊さんは十三代目。代々ご皇室の菩提寺御寺泉涌寺霊明殿に御安置されている後桃園、光格、仁孝、孝明、明治、大正、昭和の各天皇をはじめ英照、昭憲、貞明、香淳各皇后の御尊牌、御厨子も制作されてきました。

新聞

「大佛師」とは、宮大工の棟梁のような、織物の悉皆屋のように、木工や漆、金箔、飾り金物、布、和紙、彩色など様々な職人を束ね、寺院や檀家さんなどの施主の意向を基に仏像、仏壇、仏具をプロデュースするお仕事です。歴代の大仏師が描いてきた図面は貴重な「宝」です。

図面

「小学生の頃から、父に付いて、毎日遅くまで眠い目をこすりながら、仕事を覚えてきました。何十年経った今でも終わりは見えません」という辻井さん。仏像と言っても木彫りや金銅、乾漆造など多様で、同じ木彫りにも様々な技法に分かれていますし、依頼の多くは各宗寺院の仏像・仏具の「修復」とのことで、想像を絶する知識と技能が求められるお仕事です。その高いプロデュース力と技術力を頼って海を越えてやってくる依頼にも応えています。

ベトナム ベトナムその2

京都の分析機器大手メーカーらも、仏壇佛具を手掛けていたことがあります。現代の先端産業にも活かされている精密な技術で、世界を股に掛けたお仕事が続きます。

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp