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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(令和4年8月18日更新、ものづくり振興課)
株式会社ゼネックコミュニケーション様(京都市中京区)にお話をお伺いました。
―IoTプラットフォームサービスの開発等をされているとのことですが、御社はどのような事業をされているのでしょうか。
ゼネックコミュニケーション)私どもは、IoTプラットフォームサービス『IoT Station』開発・販売事業をはじめ、IoT導入コンサルティング・IoTアプリケーション開発事業を行っております。
―「IoT Station」とはどのようなサービスなのでしょうか?
ゼネックコミュニケーション)「IoT Station」は、通信回線やゲートウェイ、センサーの種類を問わず、クラウド上でデータの見える化ができ、ユーザーにとって“分かりやすい” “使いやすい”を重視したIoTプラットフォームサービスです。
―ユーザーにとって使いやすいとサービスとは?
ゼネックコミュニケーション)様々な業種における現場のお悩みとして、例えば「IoTやDXをどこから手を付けていいのかわからない」や「ハードウェアはあるがアプリ開発まで手が回らない」、「可視化まではできたがデータの活用ができていない」といったご相談があります。
そこで、現場のアイデアをすぐにビジネス化することで、企業のDX化に貢献し、「IoT Station」の6つの特徴を利用しながらサービス仕様を固めてリリース後に大規模ビジネス展開を図ることでユーザーが求めるサービスを提供しています。
―「IoT Station」が選ばれる理由はなんですか?
ゼネックコミュニケーション)はい、「IoT Station」は6つの特徴からユーザー様にご利用いただいています。
特徴1 見たい情報をまとめて表示
異なるセンサーの種類・通信規格で収集されたデータでも1つのダッシュボードに集約されるため一元管理ができる。
特徴2 サービスの立ち上げの容易さと柔軟なユーザーアクセスの制御
管理したい対象(ユーザー)ごとに、表示や閲覧制限が可能
特徴3 自社ブランドでの展開と個別カスタマイズ対応
お客様のブランドイメージに合わせたダッシュボード画面の提供が可能
特徴4 管理者によるダッシュボードの編集
さまざまなパーツ(ウィジェット)を自由に組み合わせて目的に合わせたダッシュボードを作成可能
特徴5 多言語対応可能
ユーザーインターフェースは日本語/英語の切替に対応(その他の言語も翻訳ファイルを追加するだけで対応可能)
特徴6 モバイル端末からの利用
ユーザーが利用する端末に依存することなくダッシュボード表示が可能
PCはもちろんスマートフォンやタブレット等、モバイル端末からの利用も可能
―異なるセンサーの種類・通信規格のデータでも一元管理できるのは、どうしてですか?
ゼネックコミュニケーション)端末の種類や通信規格の種類ごとに、データ受信する際のそれぞれルールを決めさせて頂きます。
そうすることで、ダッシュボード表示する際には、温度や湿度、CO2といった表示させたい項目を選択するだけで、端末の種類や通信規格が異なったとしても一つのダッシュボードに集約した表示が可能となります。
―なるほど。しかし、企業ごとに対応したプラットフォームを構築するには大変そうですね。
ゼネックコミュニケーション)そうですね。ただ、弊社サービスは多彩なテンプレートを作製しており、お客様がすぐにIoTビジネスを始められるように備えているため、早期(最短1ヶ月)でのサービス提供も特徴の1つです。
―多彩なテンプレートとは?
ゼネックコミュニケーション)設備管理や位置情報、温湿度、フロアマップなどご相談の多いものなどはテンプレート化しており、その他にも10種類以上のテンプレートがあります。また、テンプレート化しておくことで、カスタマイズの時間が短縮でき早期かつ安価でのサービス提供が可能となっています。
また、新たな取り組みとして、モノ・車両・人の位置情報を見える化する物流DXソリューションにも注力しております。
例えば、物流用パレット・カゴ車の管理、配送トラックの位置情報管理、作業員の入退室管位置情報や移動履歴・周辺の環境情報を可視化し、物流DXに貢献いたします。
―まさにユーザーにとって使いやすいサービスということですね。
―これまでどのような活用事例がありましたか。
ゼネックコミュニケーション)工場や作業場所等における、事故や災害の発生時に作業員の位置情報・避難状況の確認ができる安全管理システム(下図)や、防災計測技術と低コストなLPWA通信を組合せ、水害発生時の避難スイッチや多地点監視などの浸水モニタリング、熱中症対策としてWBGT(暑さ指数)計によるその場の危険度の把握、鳥獣被害対策支援として、山間部に仕掛けた箱罠やくくり罠の状態を見える化など、自治体など様々な現場で活用されています。
―今後の目標などをお聞かせください。
ゼネックコミュニケーション)はい、今後も現場の様々なお悩みを見える化し、企業のDX化に貢献していきたいです。
また、物流資材(パレット・カゴ車)、物流車両の位置情報管理サービスの強化を行い、物流業界との連携を展開していきたいです。
―ありがとうございました。
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