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ケイナック株式会社 (京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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シェアリング事業ー 他社の強みも自社の強みに!強みの共有で顧客・受注拡大

(掲載日:平成30年12月27日、ものづくり振興課 足利)

 ケイナック株式会社(久御山町)が実施された「平成29年度中小企業共同型ものづくり事業(シェアリング事業)」の概要です。

画像:シェアリング事業概要。他社の強みも自社の強みに。強みの共有で顧客・受注拡大(PDF:510KB)

比類なきワイヤーカット放電加工からトータルサービスへ

(掲載日:平成30年2月20日、聞き手・文:ものづくり振興課 足利)

 

 ケイナック株式会社(久御山町)の静本代表取締役にお話をおうかがいしました。

ワイヤーカット放電加工― 大物でも比類なき高精度を実現

―まずは御社の概要から教えてください。

静本) 2008年創業、現在、私のほか従業員2名で、ワイヤーカット放電加工機、マシニングセンタ等を用いた金属加工を行っています。

―ワイヤーカット放電加工ですか。

静本) はい、真鍮製のワイヤーに電流を流して金属をカットします。例えば、プレス機の金型の形状を抜くような場合に用います。切削では対応が難しい、超硬合金をはじめとする硬いもの、分厚いもの、あるいは、異形状のもの、テーパー加工(傾きを付けた加工)が必要なものなどに対応できるのです。

―レーザーカットとはどう違うのですか?

静本) レーザーカットは、板状の金属をカットするような場合に用いられるのに対し、こちらは分厚いものに対応しますね。

―どんな素材でも対応できるのですか?

静本) ワイヤーを通電させて、電気の力でカットしていくものですから、素材は導電性の金属が対象です。かつて「この石をカットしてほしい」と言われることがあったのですが、それはできないのです(笑)。

―難しさはどういったところでしょうか?

静本) 小物の場合、精度はミクロン単位です。放電を安定させながら速いスピードで加工する、加工面を錆びにくくするといったことから、水を貯めた水槽の中で加工を行うのですが、一方で、水の抵抗により、どうしてもワイヤーの中央部分はたわみやすいので、精度をコントロールするのには、ノウハウが必要となります。

―なるほど。そんな中で、御社の特長はどういったところでしょうか?

静本) 当社は、小物だけでなく大物も扱っています。厚さで申しますと300mmといったものですね。通常、大物になってくると、小物程の緻密さ、精密さは求められませんが、当社は、大物であっても10ミクロンクラスの加工を行っていまして、大物の世界で、ここまで精密な加工、仕上がりを追求しているところは普通ありません。

 

創業直後にリーマンショック発生

―素晴らしいですね!では次に、起業の経過を教えてください。

静本) 以前は、他の企業様に勤めておりました。その中には、HILTTOP様もございまして、大変お世話になっていたのです。そうした期間に、切削、研磨、放電加工など多種多様な機械を扱わせていただき、様々な加工技術を身に付ける中で、ワイヤー放電加工を知った時に「これだ!」と思ったのです。

―魅せられたわけですね。

静本) はい。この気持ちを秘めたまま(笑)、2000年に結婚し、創業資金を貯めて、2008年6月に創業しました。最初はワイヤーカット放電加工機とNCフライスの2台からスタートしました。

―2008年と言えば・・・

静本) そうです、創業してすぐリーマンショックが起こりました。非常に厳しかったですね。当時、自転車のかごに加工サンプルを入れて、この周辺の工場を廻っていましたね。

―どうでしたか?

静本) 怒られている印象しか残っていませんね。根性ないので(笑)、大きな会社になかなか飛び込めず、私のところと同様に、リーマンショックの余波でしんどいところに、しんどい私が営業に行くわけですから。今振り返ると、価格で勝負していた時もありましたねえ。

―そうだったのですね。

静本) そうこうしながら、なんとか、ちょこちょこと仕事を獲得してきましたね。手を抜くことが嫌ですので、価格以上の、仕様以上の、寸法精度や仕上がりなど丁寧な対応を続けており、お客様もリピートしてくださいますし、「金型はなくなったけど部品加工で頼むわ」などと新たなお仕事も頂戴するようになります。

雇用拡大、事業拡大

―素晴らしいです。最後に、今後の展望について教えてください。

静本) そうですね。1つは雇用拡大、次にHILLTOP様と共同で取り組んでいる「シェアリング事業」等を通じて新しい技術ノウハウの獲得、3つ目に新分野進出といったところですね。こうして様々なマシンを駆使したトータルサービスを追求していきます。

―地方の若者が「東京にしか仕事がない」と思い込んで、上京するもそこで仕事がなくて困っていると、正月にテレビでやっていました。日本のものづくりの現場では人手不足で困っているのに、なんたるミスマッチかと思います。御社で加工機を扱うのに、経験や資格は必要ですか?

静本) 一切不問ですよ。現に2名の社員のうち1名は、完全に文系の子です。それに、コミュニケーション能力というか、明るく誰とでも和気あいあいと、といった性格の方が良いと言えば良いですが、必ずしもそうでなくても全然構わないわけです。むしろ、こつこつ真面目にすることの方が大事ですし、むかしの職人気質の人もそうだったじゃないですか。

 

今後の展開が楽しみです!全国の皆様、ぜひ、京都で、ケイナック社で一緒に働きませんか!

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お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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