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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(掲載日 平成28年1月20日)
地元密着型の工務店として年間50棟以上もの新築を手掛け、10社以上の不動産事業をはじめとするグループ会社とともに幅広いネットワークを構築してお客様へのきめ細やかで的確な対応を実践し、京都市や乙訓エリアを中心に、地域に根差した事業を展開されている株式会社リヴ様。
平成23年度経営革新企業、24年度知恵の経営企業の同社に、新しい動きがある模様ということで、お話をうかがいに業務管理・推進室の岡本室長様とまちづくり事業部福祉事業推進室の山田様を訪ねました。
―「平成の京町家一号」「200年住宅」「NPO法人京都くらし方研究会」などアクティブに活動してらっしゃる御社に、また新しい動きがあるそうですね。
岡本) はい。イノベーションシェアハウス「Fespa京都(外部リンク)」を昨年12月に向日市にオープンしました。起業家、会社員、クリエイター、学生と様々な属性の入居者が互いに刺激を与え合い、イノベーションを創発する仕組みを提供するコンセプトシェアハウスで、東京をはじめ全国各地で実績のある彩ファクトリーと共同で進めています。
―建物はリノベーションですね。
岡本) 大手企業の社宅跡をリノベーションしました。京都産木材も多用し、環境にも地域にも、そして住む人にも優しい建物になっています。
―他にはどんな動きがあられるのですか?
岡本) 向日市の阪急洛西口駅前にて、地上5階1,000m2超の木造大型商業ビル「SUBACO(巣箱)プロジェクト」を建設中で、5月オープンの予定です。規模・用途・高さ(階数)ともに関西初のもので、当社の本社機能のほか、4、5階は起業家向けのオフィス、1階も地域に開かれた施設を予定しており、本社の会議室もコンベンションホールとして地域に開放する予定です。
―こちらも木材を多用されてらっしゃるのですね。
岡本) はい。地域産木材を多用しており、内装には木目や色が美しい京都府内産木材をあしらい、木の香りに包まれた優しい空間を演出します。木材は鉄骨・コンクリートに比べて同じ重量当たりの強度が鉄材の4倍、コンクリートの6倍あります。さらに2×4(ツーバイフォー)工法によって、従来の木造建築の弱点であった耐震性と耐火性を高めています。
―京都府では、チャレンジ・バイなどのツールを活用しながら、府内中小企業様の開発した福祉器具や医療機器等の販売拡大も支援しているところですが、福祉関係でも動きがあられるそうですね。
山田) はい。同じく5月、長岡京市内に、デイサービス「きたえるーむ」をオープンします。より地域に貢献できるデイサービスを目指します。
―大変活発ですね。これだけの事業展開をするには人手もかかられると思います。
岡本) はい。今年度の新卒採用は13名、来年度(今春)も5名予定しており、そうなると50名規模となります。
―これだけの急成長を遂げられる秘訣はなんですか?
お客様の理想の暮らしをお手伝いしたい、そしてもっと京都に貢献していきたいという社長や社員ひとりひとりの情熱だと思います。しかし実際には大手と違ってまだまだ認知度が高くないと実感していまして、建築においても当社の評判を聞いていらっしゃるお客様をもっともっと増やしていきたい!そのためにどんなことが必要なのかということを深掘りするために、常に社内で検討を重ねています。
急成長の中にも、着実に自社の戦略を描いてらっしゃる同社。今後の動きにますます目が離せません!
株式会社リヴhttp://liv-r.co.jp/
Fespa京都http://liv-r.co.jp/fespa-kyoto/
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