ここから本文です。

タクミ建設(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

京都企業紹介(業種別) 京都企業紹介(五十音順) 京都府の産業支援情報

チャレンジ・バイ 福祉・医療商品導入補助

チャレンジ・バイとは、京都府内中小企業様の優れた新商品・サービスを認定・公表・PRし、府庁での率先購入枠の設定その他販売促進を強力に支援する制度です。(認定対象商品:販売開始してから5年以内の新商品であって、独自性等を有するもの)

チャレンジ・バイ認定「バージンウール呼吸性防音断熱材(タクミ建設(外部リンク))」導入事例2-祇園八坂ゲストハウスSAYA

 

祇園八坂ゲストハウスSAYA様の外観

(掲載日:平成29年5月30日、聞き手・文:ものづくり振興課 倉橋)

 チャレンジ・バイ認定商品「バージンウール呼吸性防音断熱材タクミ建設(外部リンク):京都市山科区)」が、祇園八坂ゲストハウスSAYA(京都市東山区)様に導入されました!このゲストハウスの建築には京都府の平成28年度公募型木のまちづくり推進事業をご利用いただいており、京都府産の木のぬくもりに溢れるすてきなゲストハウスとなっています。工事中にお邪魔しましたが、壁の中にはバージンウール呼吸性防音断熱材がぎっしりつまっていました。本商品は、湿気を逃がしながらも断熱性に優れることを特徴としているため、これから滞在されるお客様も快適にお過ごし頂けるのではないでしょうか。

  

 

チャレンジ・バイ認定「バージンウール呼吸性防音断熱材(タクミ建設(外部リンク))」導入事例1 ―本多整形外科(外部リンク)

 

 
(左:バージンウール呼吸性防音断熱材 右:開院準備中の本多整形外科医院)

(掲載日:平成28年7月20日、聞き手・文:ものづくり振興課 足利)

 このたび、チャレンジ・バイ認定「バージンウール呼吸性防音断熱材タクミ建設(外部リンク):京都市山科区)」を導入された、本多整形外科(外部リンク)(京都市山科区)の本多院長にお話をお伺いしました。。

独立開業― 患者様に理想的な治療を

―来月8月より開業されるとのことですが、開業に至られた経緯を簡単に教えてください

本多) 約20年に亘り勤務医として整形外科治療に携わってきました。忙しい病院を渡り歩いてきて、多数の手術も行いましたが、整形外科は手術をしないといけない疾患は一部で、多くは手術をしない保存治療を行います。しかし、勤務医として多忙であると保存治療の患者さんに時間をとって治療を行うのに限界を感じていました。4年前に私自身が病気で療養したのですが、その際少し考える時間を持てまして、以前から「いつかは」と考えていた独立開業の決心をしました。今月開業届を出しまして、来月から診療スタートです。

―目指される医院像はどういったものですか?

本多) 患者さんお一人おひとりに、理想的な治療をしてあげたいということです。小さい頃から指先は器用な方で、手術には自信を持って取り組んできましたし、診察に当たっても、症状の説明から治療のロードマップに至るまで丁寧かつ具体的、的確にお伝えし、患者さんの満足度は高かったと自負しています。しかし、大きな病院で一日何十名もいらっしゃる中で、お一人おひとりに丁寧に診察をしようと思えば、もっと時間をかけてあげたいと思うようになったのです。

―手先が器用とのことですが、昔からですか?

本多) 小さい頃から工作が好きで、よく何でも自分で作っていました。大学生時代はバイクレースに出場し、自ら部品交換等も行っていましたので、今でも自前の電動工具を持ち揃えています。今回の開業に当たっても、本棚等は自分で作るつもりです。

「医師一人」だからこその、機能的な医院

―今回の開業に当たって苦労されたことは?

本多) 苦労というよりは、医師は私一人でありますから、「一人で対応できる」ということに配慮し、建物の設計や機器にこだわりました。診察室は1階、リハビリ室は2階にあり、私は基本的に診察室にいることになるので、診察室から階段が見えるように窓の配置を工夫し、2階のリハビリ室に上がっていかれる患者さんの様子を見られるようにしました。そうすることで、患者さんの回復具合が想定通りなのかどうかなど確認できます。

―素晴らしい。

本多) 整形外科の重要なアイテムである、レントゲン室もこだわっています。レントゲンは、昔はフィルムを現像していましたが、近年はフィルムの代わりにデジタル化が進み、レントゲンをイメージングプレートに記録させて、これをスキャナーでコンピューターに取り込むCR(コンピューテッドラジオグラフィ)と呼ばれるシステムが普及しています。このCRでもレントゲンの高感度化や撮影の簡便化がなされましたが、最近ではDR(デジタルラジオグラフィ)というシステムが登場しています。DRはセンサーの組み込まれたパネルがレントゲンを感知すると、センサーから直接コンピューターに画像データを送信するシステムです。従来のフィルムはもとより、CRと比べてもレントゲンの高感度化が進んで、その分だけ放射線量を抑えても撮影する事も可能です。当院では各社を比較し、より少ない放射線量で、スピーディに画像化できる最新のシステムを採用しました。

―リハビリ室も充実していますね。ウォーターベッドもすごいのですね。個人的な話ですが、十数年前に整形外科に通ってましたが、腰を伸ばす機械にしても、こんなに「効く~」っていう機材じゃなかったですよ。しかも耳元で音楽まで流れてリラックスできますし(笑)

本多) やはり、それなりに専門的な機材ですし、私が何度も試して効果の高かったものを採用しています。

 

こだわりの中で選ばれた「バージンウール」

―こうした機器の選定はどうされたのですか?

本多) 患者さんのためですから、機器の一つひとつを自分で実際に足を運んで、実物を見に行きました。メーカーのカタログなどだけでは信用できませんから(笑)。レントゲンも京都ではまだ採用されていない機器を他府県の病院に見学して実際の画像を見学しましたし、リハビリ機器も展示会があれば遠くでも足を運びました。照明も実はそれぞれ色や照度にこだわりをもって、待合室・診察室・リハビリ室、一つひとつ実物を見て色を決めました。電子カルテシステムも導入していますが、待ち人数が待合で表示されるようになっていまして、待つ方のストレスを少しでも減らせたらと思っています。

―そうしたこだわりの中で選ばれたのが「バージンウール」なのですね。

本多) はい。随一の長寿命でリユースも可能とのことで地球にも優しいようですし、防カビ・防腐・難燃・防蟻・防虫に対しても化学薬品を一切使わず人に優しい事、断熱だけでなく防音性もある事などをタクミ建設の担当者から説明していただき、当院のコンセプトにもぴったりで、実際に建築中のお宅にも見学に行って、採用を決めたのです。


(サーモグラフィーでその効果が一目瞭然)

 

本多先生、開院準備の忙しい中、ありがとうございました。「理想的な診療」の実現に向け、ぜひ頑張ってください!


(本多先生(左)とタクミ建設の山戸さん。人体に影響がないバージンウールは首にも巻ける。)

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp