丹後広域振興局

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阿蘇海環境づくり協働会議

新着情報

阿蘇海環境づくり協働会議について

京都府では、阿蘇海環境改善を目指し、覆砂事業などを行ってきましたが、さらに、地域住民の皆さんや関係団体および行政が連携を強化し一体となって、総合的な取組を進めていくため、平成19年5月に「阿蘇海環境づくり協働会議」を設置しました。また、平成27年3月には、阿蘇海流域の将来のあるべき姿や目標、取り組みの基本方針等を示すことにより、環境改善の取り組みをさらに推進するため、「阿蘇海流域ビジョン」を策定しました。

【阿蘇海流域ビジョン】

【取組の概要】


阿蘇海の現状

阿蘇海は、天橋立により宮津湾と隔てられた閉鎖性水域であり、近年、富栄養化によるヘドロの堆積や水質汚濁、魚介類の生活環境悪化、藻類の大量発生に起因する悪臭など、多くの問題が顕在化し、後を絶たない不法投棄による漂着ごみの問題も深刻となっていました。

また、阿蘇海の沿岸や阿蘇海に流入する河川流域に目を向けると、生活雑排水の増加、化学肥料の普及、林業衰退による森林の荒廃など、人々の生活様式が変化したことにより、特に高度経済成長時代の1960年代以降、河川などから流入する汚濁負荷量の増大も問題となっていました。

阿蘇海環境改善には、沿岸だけでなく流入する河川流域も含めた取組が必要として、「阿蘇海環境づくり協働会議」では、地域全体で、環境改善に向けた取組を進めてきましたが、近年は、環境改善について、少しずつ成果も見られているところです。


(写真説明:阿蘇海に堆積したカキ殻を手作業で回収する大学生ボランティア)

阿蘇海・野田川をきれいにするための取組

  • 覆砂(シーブルー)事業の実施
    京都府では、阿蘇海の底質や生物生息環境を改善するため、平成5年度から平成30年度までの間、覆砂事業を実施しました。
    事業の概要
  • 阿蘇海沿岸の清掃活動
    阿蘇海沿岸に漂着したゴミ等を、住民と行政が一緒になって清掃しています。
    取組の概要
    阿蘇海に堆積するカキ殻の回収活動
  • 阿蘇海環境学習
    宮津市と与謝野町内の小学校、中学校、高校では、阿蘇海環境学習に取り組んでいます。
  • 海洋生物を用いた阿蘇海環境改善技術の開発(海洋センター)
    海洋センターでは、平成20年度からアサリの濾水能力や海藻・草の栄養塩吸収能力等を活用した阿蘇海の環境改善に向けた技術開発を進めています。
    アサリ、アマモによる阿蘇海の水質改善(PDF:1,301KB)
  • 浅水代かき実演会の開催
    環境に配慮した農業を進めることで、阿蘇海・野田川への環境負荷を低減することができます。その一例となる「浅水代かき」実演会を与謝野町で開催しています。
    浅水代かき実演会の様子(PDF:181KB)
    浅水代かき資料(PDF:582KB)

「阿蘇海環境づくり協働会議」構成委員

  • 学識経験者
    京都大学、立命館大学、舞鶴工業高等専門学校
  • 地域関係団体、行政機関
    宮津商工会議所、与謝野町商工会、天橋立観光協会、与謝野町観光協会、天橋立を守る会、漁協溝尻地区運営委員会、JA京都野田川支店、宮津地方森林組合、宮津市自治連合協議会、宮津市地域女性の会、与謝野町区長会連絡協議会、与謝野町婦人会、府立海洋高等学校、宮津市、与謝野町、京都府

表彰等受賞歴

お問い合わせ

丹後広域振興局地域連携・振興部 企画・連携推進課

京丹後市峰山町丹波855

ファックス:0772-62-5894

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