京都府立総合資料館

企画展先人達の京都研究
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第1部 江戸時代の京都研究-歴史考証と地誌の発展-

4.地誌・名所案内の興隆

丹後旧事紀(其白堂信佶(田中新吉) 著)

丹後旧事紀(其白堂信佶 著)写真

天明年間(1781〜89)に其白堂がまとめたものに、文化7(1810)年に小松国康が手を加えたものです。
其白堂は、湊屋新吉という峰山町(京丹後市)の住人で、俳句をよくした人物です。国康については宮津在住であったことしかわかっていません。

丹後国の古代から中世の治政の沿革、名勝・古跡、神社等について旧記録・古書から引用して詳述したもので、「丹哥府志」とともに丹後の歴史を記述する場合に参考とされた資料です。

なお、この写本を所蔵していた淡菊主人も、古本をもとに日記風に記述した資料集「宮津日記」をまとめています。

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