京都府立総合資料館

企画展先人達の京都研究
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第III部 京都研究をめぐる人々

1.平安遷都千百年紀念祭に関わった人々

新撰組往事実戦談書(川村三郎 著)<高橋正意>

新撰組往事実戦談書(川村三郎 著)<高橋正意>写真

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元新選組隊士、近藤芳助こと川村三郎が、高橋正意に宛てて書き送った書状2通を巻物に仕立てたものです。新選組の実戦の模様が、川村の記憶により詳細に綴られており、末尾には生き残り隊士の消息も記されています。日付は2通とも6月20日とあり、年次は不明ですが、文中の人物の年齢や高橋の没年から、明治39(1906)年頃ではないかと推定されています。

川村三郎は、明治維新後、横浜に居住し、明治20年に神奈川県会議員になり、以後横浜市会議員も務めました。京都府会、市会の議員であった高橋とは議員同士の繋がりからこのような交流があったものと思われます。

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