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京都府内の平成28年上半期の薬物情勢

yakubutu平成28年上半期(6月末)の薬物事犯の検挙人員は、過去5年間で最高となる213人で、前年同期(以下「前年」という。)に比べ49人(29.9%)増加し、覚醒剤、大麻事犯ともに増加しており、特に大麻事犯は2倍に増加している。

覚醒剤事犯の検挙人員は164人で、前年に比べ25人(18.0%)増加し、全薬物事犯の検挙人員の77.0%を占めている。また、覚醒剤所持の検挙人員が66人で、前年に比べ36人(120%)増加し、覚醒剤の供給源となる営利所持や譲渡の検挙人員が18人で、前年に比べ7人(63.6%)増加しており、押収量も約244グラムで前年に比べ約213グラム増加している。

大麻事犯の検挙人員は47人で、前年に比べ25人(113.6%)増加し、全薬物事犯の検挙人員の22.1%を占めている。また、少年の大麻事犯の検挙人員は、13人で前年に比べ11人(550%)増加しているが、本年3月以降の中高校生の検挙はない。

供給源として、大麻の営利所持で3人(前年比2人増)、栽培で1人(前年比1人増)を検挙しており、大麻約390グラムを押収している。

暴力団構成員等による薬物事犯の検挙人員は96人で、前年に比べ43人(81.1%)増加し、全薬物事犯の検挙人員の45.1%を占めており、そのうち覚醒剤の検挙人員が86人で全体の89.6%を占めている。

暴力団組織の内訳として、六代目会津小鉄会関係は30人で、前年に比べ13人増加し、全体の31.3%を占めているほか、六代目山口組関係は22人で全体の22.9%を占め、神戸山口組関係は36人で全体の37.5%を占めており、六代目山口組と神戸山口組を合わせた58人は、六代目山口組分裂前の前年と比べて27人増加している。

また、薬物事犯の検挙人員は、全暴力団関係の検挙人員(182人)の52.7%を占めている。

薬物乱用防止対策として、薬物乱用防止教室の開催が890回で、前年に比べ542回増加し、その内、小中高校を対象とするものが全体の89.7%を占めており、そのほか、企業、自治会などの社会人や大学生に対しても実施している。

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京都府警察本部捜査第五課

京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3