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日本海側港湾の貿易及び観光における国際競争力の強化のため、環日本海諸国の経済発展を日本の成長へ取り込むことや太平洋側港湾の代替機能の強化、大規模災害時の物流ネットワークの構築を進める伏木富山港の取組について調査する。
「富山港」は、江戸時代(寛永年間)に河口港として利用され、3度の改修工事を実施し、昭和14年に「伏木東岩瀬港」として国際貿易港の指定を受け、昭和18年には、富山市に編入されて「富山港」と改称された。
その後、昭和61年に臨海工業地帯の「特定重要港湾伏木富山港」に、平成23年4月には「国際拠点港湾伏木富山港」に指定され、同年11月には日本海側拠点港(機能別の(1)国際海上コンテナ(2)国際フェリー、国際RORO船(3)外航クルーズ(背後観光地クルーズ)を加え総合的拠点港)に選定された。
今後、日本海側港湾の貿易及び観光における国際競争力を強化することで、中国、韓国、ロシアなど環日本海諸国の経済発展を日本の成長に取り込むとともに、太平洋側港湾の代替機能を強化し、大規模災害時の物流ネットワークを構築することが、伏木富山港に求められている役割と考え、3地区(伏木地区、新湊地区、富山地区)での更なる機能の充実と連携の緊密化に取り組んでいくとのことであった。
新湊大橋から港を望む
海王丸船上で活用状況を聴取
世界屈指の豪雪地帯を起点とし、大河を渡り、日本海側に至る全長59.5kmの路線を有する鉄道会社が取り組んできた、地域を元気にする鉄道の活かし方等について調査する。
「ほくほく線」は、豪雪地帯である新潟県魚沼地域と日本海側の頸城(くびき)地域の生活基盤を確立する極めて重要な鉄道である。昭和43年8月の着工以来、多くの難工事を抱えるなど、多くの困難に直面したが、地域振興に懸ける沿線地域住民の熱い期待に支えられながら、29年の歳月を経て、平成9年3月22日に開業した。
その担うべき役割は、次の4項目であるとの明確な認識を持ち、厳しい経営状況を的確に見極め、鉄道設備のスリム化(変電所の廃止、信号設備の省力化等)、要員の圧縮、利便性の向上等に取り組んできたとのことであった。
(1)日常生活を支える交通手段
(2)首都圏との最短輸送ルート
(3)新潟県大観光周遊ルート
(4)関西圏との交流ネットワークルート
また、利用拡大については、次の取組を実施し、成果を得たとのことであった。
本社において会社概況を聴取
鉄道施設において取組状況を聴取
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