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知恵の経営、元気印、経営革新、チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。
(2022年10月20日更新、ものづくり振興課 足利・中尾)
株式会社RedefineArts(外部リンク)(京都市、2020年9月設立)の榊原CEO、菰下CTOにお話をおうかがいしました。
「もしも仮想空間を映画スタジオに見立てたら実写の作り方で、アニメを作るようになるかもしれません」と語るのは榊原CEO。
全身トラッキングや表情を認識できる将来のVRデバイスを用いれば、人が仮想空間でアバターを使って演技することが可能となるとのこと。そうした未来に片足を踏み入れているのが、TRPGとVRが世界で初めて融合した「Xpraize(エックスプライゼ)」です。
TRPG(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)をご存じでしょうか?
ファイナルファンタジーなとでおなじみのRPGより歴史が古いボードゲームです。参加者がテーブルについてみんなでトークしながらゲームを進行することからそう名づけられました。プレイヤーとは別のゲームマスターがゲームの司会役としてシナリオを進行し、プレイヤーは、キャラクターになりきって演技したりします。そして戦闘などはサイコロを使って判定しながら冒険を楽しむロールプレイングゲームです。
これにVRデバイスを用いたのが「Xpraize」で、シナリオの世界が仮想空間として拡がり、自らがアバターとなって冒険ができるのです。
しかも、遠隔地にいる者どうしが、仮想空間では隣にいることができます。
さらには、「メタバースになるといろんなことができる分、操作も複雑になるので」とのことから、音声で操作できるようなUIの工夫もなされています。つまり、ボイスコマンドです。
従来のTRPGをVRによって、全く新しいものに変えてしまった、革新的なゲームです。Beta版が既にリリースされており、今後の発展が楽しみ。
「e-sports」があるように、TRPGをVR化した一種の演劇ゲーム「e-act」があっていいのでは?!との発想で、未来 を切り拓いていかれます。
榊原CEOと菰下CTO
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