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平成14 年4月から、4期16年間、京都府知事を務めた山田啓二知事の退庁式が13日に行われ、京都府議会議員、市町村長、関係団体の皆様、職員ら約3,300人が参加しました。職員を代表して山内副知事は「頼もしい知事だった。地方自治を思う熱い思いに我々も学ばせていただいた」と述べました。
山田知事は、任期中に起こった鳥インフルエンザや台風災害では、真っ先に現場へ駆けつけたことや府民と直接対話する「和ぃ和ぃミーティング」が200回を超えたことなど、常に「現地現場主義」を心掛けたことを振り返りました。
そして、「『ご苦労様』と言ってもらえることが私の金メダル」「皆さんと過ごした日々、一緒に積み上げた仕事を支えに幸せを噛みしめることができる」と感謝の言葉を述べ、多くの人に見送られて府庁を後にしました。
2日、京都府職員研修・研究支援センターにおいて、辞令交付式が行われました。
山田知事は、新たに採用された職員132名に「府民の皆さんの声を聞き、その上で自分で、考え行動していく職員になってください」と訓示し、辞令を一人ひとりに手渡しました。新規採用職員を代表して、小畑雄一郎さんが、「前例にとらわれない柔軟さと幅広い視野を持って、成長し挑戦し続けます」と宣誓しました。
8日、京都府地震災害等対応訓練を行い、知事、副知事、各部局長、各広域振興局長のほか、警察、消防、自衛隊など約40名が参加しました。
今回は、花折断層において直下型地震が発生したという想定のもと、被害や対応の状況等について報告する訓練が行われました。
山田知事は、「想定以上のことが起こる前提で動かないといけない。想像力をはたらかせ、柔軟な対応を心掛けて欲しい。」と講評しました。
30日、和束町における宿泊施設の整備に向けて、ラグジュアリーホテルブランド「星のや」などを展開する「星野リゾート」が、和束町及び京都府とパートナーシップ協定を締結しました。
和束町は、府内有数の宇治茶の産地で、丘陵地に広がる「石寺の茶畑」など、京都府景観資産第1号に登録され、日本遺産にも認定されている美しい景観が有名です。
協定締結式に出席した星野佳路代表は、「和束町は『お茶』という明確なテーマがあり、ポテンシャルがある場所。観光客・宿泊客を伸ばすことは可能だと思っている」と話しました。
山田啓二知事は「新しい観光のスタートの日を迎えることができた」、堀忠雄和束町長は「日帰り観光から滞在型観光へと、和束町のまちづくりに大きな弾みになる」と期待を寄せました。
20日、「京都スタジアム(仮称)」の鍬入れ式及び起工式が亀岡市内で行われました。
京都スタジアムは、JR亀岡駅の北側に建設が予定されている府内初の球技専用スタジアムで、2020年春のオープンを目指しています。全ての観客席が屋根で覆われ、地上4階建て、収容人数は約21,600人となる予定で、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールの国際規模の試合に対応できます。
山田知事は、「素晴らしいプレー環境を備えており全国のモデルになる。コンサートや物産展もできるので、地域全体の活性化を目指したい」と挨拶しました。
17日、宇治市にある茶業研究所が、「お茶の京都」のターゲットイヤーに合わせて、宇治茶の研究・交流拠点としてリニューアルオープンしました。
研究所本館は、府内産木材を使った平屋建てで、企業や大学等と共同で食品素材の開発や機能性成分の研究を行うオープンラボを中心に、機能性発現評価室、お茶の審査室等で構成されています。また、製茶研究棟には、伝統的な手揉み設備とともに最新型のてん茶乾燥機が備えられています。
完成記念式典で、山田知事は、「新施設は、「お茶の京都」のレガシーそのもの。イノベーションのスタートの日として、未来の宇治茶を生み出していきたい」と挨拶しました。
仕事始めの4日、山田知事の年頭あいさつが行われ、府議会議員、市町村長、職員など約3,000人が集まりました。
知事は、昨年について、京都縦貫自動車道の完成や文化庁の京都への全面的移転決定など、京都の基盤が整った1年であったと振り返り、京都学・歴彩館のグランドオープン、京都スタジアム(仮称)の着工決定、茶業会館のリニューアル、北陸新幹線の南部ルート決定など、交流を大きく育てていくためのタネが幅広くまかれたと述べました。
そして本年は、府政の成果を収穫し果実を土台として、今後の更なる大きな1歩を踏み出す年となることを願うと挨拶しました。
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