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山岳遭難事故を防ぐために(登山計画書の電子提出)


(PDF:388KB)

京都府警察・京都府消防長会・京都府山岳連盟からのお願い

登山を計画されている方は

山岳情報を事前に入手し、経験、技術、体力に合ったゆとりのある登山計画を立ててください。
京都府内では無計画で安易な行動による山岳遭難が多く発生しています。
登山を計画されている方は、必ず目的とする山の天候、登山ルート、エスケープルート等の情報を事前に入手の上、登山予定者、入山・下山予定日時、登山行程、装備品等を記載した登山計画書を作成してください。
登山計画書を作成することは、事故のない安全な登山計画を立てる機会になります。また、登山中、道に迷ったり、怪我をして動けなくなった時のために、あらかじめ登山計画書を警察、勤務先、家族などに提出しておくことで、捜索時の有効な資料となります。

 登山計画書の提出

京都府警インターネット登山計画書提出システム

※2018年3月30日(金曜日)以降、携帯電話(フィーチャーフォン)及びスマートフォンの一部からの利用が制限されます。

コンパス登山届」はこちら(外部リンク)

sangaku_conpasu(外部リンク)

 

京都府警察は、平成28年3月18日、山岳遭難を防止するため、公益社団法人日本山岳ガイド協会が運営している「コンパス登山届受理システム」の閲覧協定を結びました。
「コンパス」は、全国の山域に届出ができ、登山する山岳の情報検索や登山計画を家族・友人等と共有できる便利な機能があります。
パソコンやスマートフォンから登録できますので、ご利用ください。

登山計画書の電子提出のほか

  • 警察本部地域部機動警ら課企画運用係
  • 最寄りの警察署
  • 交番又は駐在所

への持参・郵送でも受け付けています。(他都道府県での登山は、登山計画書の内容確認などに時間を要するため、できる限り、その山域を受け持つ都道府県の窓口へ提出してください。当ホームページから提出する際は、府内外を問わず登山日の約1週間前までの提出をお願いします。)

※登山計画書様式は、こちら(PDF:47KB)からダウンロードできます。(様式不問)

もしもの時に備えて・・山岳遭難時にも活用できる、犯罪・画像通報システム!!

携帯電話等のカメラで撮影した画像を送信することにより、画像に添付される位置情報から撮影場所の緯度、経度が確認できるシステムです。

犯罪・画像通報システムはこちら

登山計画を立てるときは

  • 山中では土砂崩れや倒木などの影響で、計画どおり登山できない場合がありますので、時間的余裕をもった計画を立ててください。
  • グループの中に子どもや登山未経験者が含まれるときは、必ず登山ルートの事前調査を行ってください。
  • 自分の体力や技術に少しでも不安がある場合は、登山計画を変更するようにしてください。
  • 必ず、携帯電話と予備バッテリー、地図とコンパス、懐中電灯を準備してください。
  • 日帰りの登山でも、日が暮れた時のために懐中電灯は必ず準備してください。
  • 山によっては電波が届かない場所があります。携帯電話の過信は禁物です。
  • 山の天候は、変わりやすいので、暖かい季節でも防寒着と雨衣を準備してください。
  • 食料(飲料水、飴・チョコレート等の行動食など)は多めに準備してください。

登山当日は

  • 朝は、早く出発し、できるだけ早く下山するようにしてください。
  • 目的とする山の天候や積雪状況などを必ず確認してください。
  • グループリーダーは、体調の悪い方を同行させないようにしてください。
  • 登山中でも、天候の急変などで予定時間内に下山できない可能性があれば、勇気を持って登山を中止し、下山してください。
  • 登山ルートに少しでも不安を感じたときは、必ず元のルートに戻ってください。

山での遭難事故の現状について(京都府内:警察調べ)

昨年中(令和5年中)

  • 31人が山で遭難、うち1人の方が亡くなっています。

過去の数値にみる特徴(令和元年~令和5年)

  • 過去5年間で209人が遭難(6人が死亡)
  • 50歳以上の遭難が多い
    50歳以上の方が約62%(209人中129人)、亡くなっているのは全員50歳以上
  • ほとんどが、「登山道から外れたこと」が原因で遭難(全体の約70%)

道に迷う

146人

転落・滑落

16人

転倒

18人

病気・疲労

19人(うち死亡5人)

不明・その他

10人(うち死亡1人)

発生の多い山(令和5年)

愛宕山

8人

比叡山

5人

北松尾山 5人
大文字山 2人
ポンポン山 2人

京都の山で遭難を防ぐための大事な3つのポイント

1.「登山計画書」を作成する

登山計画書を作ると…

1.登山ルートが確認できる

  • 道に迷う危険が少なくなる
  • 自分に無理がない登山かどうかがわかる

2.必要な装備品がわかる

  • 非常食、携帯電話、衣類、雨具など、持って行かなければならないものがわかる

3.遭難したときに救助がしやすくなる

  • 登山計画書を警察、勤務先、家族などに提出しておくことで遭難時の救助の際、有効な資料となる

2.登山アプリを活用して、山道から外れない

京都の山における遭難の約8割が、「山道から外れたこと」が原因です。

山道から外れないよう、山道が表示されるスマートフォンの登山アプリを活用しましょう。

また、地図・コンパス・携帯電話(スマホ)の予備電池も忘れずに持って行きましょう。

3.加齢に伴う体力の低下を考えた計画・山歩きを

「60歳の体力は、20歳の時の約6割」といわれています。

体力の低下を考え、「無理に目的地を目指さない」「体の調子が悪ければ中止する」登山を心がけましょう。

登山は早出、早帰りが原則です。余裕を持った計画を立て、思いつきや安易な気持ちで山域に入るのは絶対にやめましょう!

お問い合わせ

京都府警察本部地域部機動警ら課企画運用係
電話番号:075-451-9111