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京都府立るり渓自然公園

府立るり渓自然公園の概要

四季折々に表情を変える清流の谷

南丹市園部町の南西部、標高500メートルの高原に位置する、るり渓。その清流と両岸の自然林がつくり出す繊細な景観は、四季をとおして観光やレジャーに訪れる人々を楽しませています。

地図
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るり渓は、園部川が高原の斜面を侵食してできた長さ4キロメートルの渓谷です。上流部は花崗岩、下流部は石英粗面岩からなっていて、清流に点在する個性豊かな岩や滝、深淵が、景観のアクセントとなっています。特に見どころをピックアップした「るり渓十二勝(外部リンク)」にはそれぞれに「玉走盤(ぎょくそうばん)」や「双龍渕(そうりゅうえん)」等の特徴のある名前がつけられ、その印象を強めます。両岸は広葉樹やアカマツが四季折々の色彩を添え、清洌な川のなかからは時折、カジカの美声が聞こえます。特別天然記念物のオオサンショウウオも生息しています。

最上流部には人造湖「通天湖」をはじめ観光レクリエーション施設が整備され、休日には近郊からレジャーに訪れる人で賑わいます。
渓谷の主要部は、昭和7年に国の名勝に指定されています。

  

■所在地:南丹市園部町大河内 

■指定年月日:昭和39年4月1日

■面 積:36.3ヘクタール

府立るり渓自然公園の見どころ・映えスポット紹介

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およそ4キロメートルの渓谷散策コースで、「残したい日本の音風景100選(外部リンク)」にも選定されている「るり渓」の水音を楽しみながら、「るり渓十二勝」と呼ばれる見どころをたどります。るり渓は、紅葉の名所としても有名ですが、4月下旬頃になると「ヤマツツジ」や「ミツバツツジ」(外部リンク)が渓谷一帯を薄紫色や紅紫色に染め、色鮮やかな世界が広がります。
最上流部にある「通天湖(つうてんこ)」は、周囲を森に囲まれ、野鳥の鳴き声を楽しみながら、貸ボートでのんびりと釣りが楽しめます。また、るり渓の周辺には、日帰り温泉も楽しめる「るり渓温泉」があり、温泉からグランピングまで楽しむことができます。
るり渓をさらに奥に行くと、三府県の境にまたがる北摂最高峰の標高約791mの「深山(みやま)」があり、山頂では360度の大絶景を楽しむことができ、天気の良い日には大阪湾まで眺めることができます。

KYOTO SIDE「新緑のるり渓で森林浴♡マイナスイオンたっぷりハイキング」(外部リンク)

コラム

宝石のような自然。

この地はもともと「滑(なめら)」と呼ばれ、徳川時代には園部藩主がよく探勝したといわれます。やがて、明治38年にこの地に遊んだ当時の船井郡長があまりの美しさに感動して「琉瑠渓」と命名したことにより、一躍有名になりました。「琉瑠」とは、紫色をおびた紺色の宝石のこと。人の手の入っていない神秘的な地にありのままに存在する緑と渓谷は、宝石にも値する素晴らしさだったのでしょう。

府立るり渓自然公園アクセスマップ

京都府立るり渓自然公園周辺の地図

詳しい地図情報を見る(京都府・市町村共同地理情報システム)(外部リンク)

  • JR園部駅から京阪京都交通バス「八田」下車、ぐるりんバスに乗り換え「るり渓」下車

連絡先

  • 観光に関する問い合わせ先

南丹市農林商工部観光交流室(電話番号:0771-68-0050)

  • 公園管理に関する問い合わせ先

京都府南丹土木事務所(電話番号:0771-62-0320)

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

shizen-kankyo@pref.kyoto.lg.jp