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【参加者インタビューvol.2】学生×地域つながる未来プロジェクト

学生×地域インタビューvol.2

はじめに

令和4年度で4年目を迎える「学生×地域つながる未来プロジェクト」。これまで様々な地域活動団体、大学生の皆さんにご参加いただきました。
大学生の皆さんがプロジェクト活動を通して、どのようなことを感じ、今後どのような形で地域に関わっていくのかを知りたくて、卒業を控えた令和2年度の参加学生さんにインタビューしました!

インタビュー風景

野末涼音さん(令和2年度参加学生)にインタビュー

「学生×地域つながる未来プロジェクト」に参加しようと思ったのはなぜですか?

高校の授業で、地域課題について調べて市議会で提案し、市議会議員からフィードバックをもらうという取組をした経験があり、地域活性化に興味を持ちました。

大学では政策学部に進学し、地域と関わりたいと思っていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でフィールドワークができない状況でした。
そんなタイミングで「学生×地域つながる未来プロジェクト」を知り、令和2年度はオンラインでの活動がメインではありましたが、参加を決めました。

「花背ワンダーランド実行委員会」チームを選んだ理由は、普段なかなか関わる機会がない地域に関わってみたかったからです。

本プロジェクトに参加してみて、いかがでしたか?

新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン活動中心の時期だったため、「花背ワンダーランド実行委員会」の担当者にオンラインで話を聞くことがメインではありました。それでも一度現地を訪問することができました。
その時に、花背の皆さんがとても温かく迎えてくださったことが印象的でした!

>>令和2年度の「花背ワンダーランド実行委員会」チームの成果報告HPはこちら

>>令和2年度の「花背ワンダーランド実行委員会」チームによるTwitter投稿はこちら(外部リンク)

当時のTwitterでの発信

本プロジェクトに参加した後、何か変化はありましたか?

地域活性化についての書籍を読んでいた時に、「地域住民は本当にその地域を活性化してほしいのか?」という主旨の記述に出会いました。
例えば、花背のように豊かな自然が魅力の地域もあります。必ずしも開発が重要ではないかもしれませんし、そこで暮らす方々が大切にしてきたものを壊さないようにしなければならないと思いました。
地域活性化の方法は一つではないので、その地域に寄り添った活性化であるべきです。
まずは地域の方々の声に耳を傾けることが大切だと思うようになりました。

本イメージ2

また、私は地元の行政職に就職予定のため、就職後は、地域の方々の声に耳を傾けるという意識を大切にしながら、「学生×地域つながる未来プロジェクト」で得た学びを生まれ育ったまちで活かしたいと思っています。

学生が地域と関わることの意味は何だと思いますか?

地域の方々の声に耳を傾けることの大切さを感じた一方で、第三者の視点で地域を見ることも重要なのではないかと思います。

例えば、住民の方は「古い」と感じていることでも、外部の大学生は「レトロ」と捉えて魅力を感じている場合もあります。

第三者として住民の方とやり取りする中で、地域が内側から活性化するような企画が展開できれば良いのではないかと思っています。
外から取ってつけた魅力発信ではなく、地域の方々が自ら思わずPRしたくなるような発信が大切だと思います。

インタビューを終えて

今回は、京都府担当者がインタビューしました。
大学生さんが本プロジェクトで何を感じ、大学での学びとどのように繋げ、考察して未来に生かそうとしているのかを聞くことが出来ました。
興味深く、そして嬉しく感じるインタビューでもありました。

野末さんは高校生の時の授業がきっかけで地域活性化に興味を持ったと語っています。
そして大学生になって、京都府の「学生×地域つながる未来プロジェクト」に参加し、卒論でも地域活性化に関係するテーマに取り組まれています。

きっと高校生の時の授業は、当時の先生や地元行政の方々が協力して企画されたものなのだと思います。
そのように、地域に関わる大人たちが、考え、企画し、取り組んだプロジェクトが、こうして大学生さんの中に確かな「芽」となって根付き、続いていっているのだと感じました。

芽

私たちが担当している「学生×地域つながる未来プロジェクト」も、そんなふうに、関わる人たちの中に何かを残して、育んでいくきっかけになれば何よりだと思っています。
 

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