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令和4年9月12日
本日、ここに9月定例府議会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症につきましては、BA . 5系統を中心に、これまでに経験したことのないペースで感染が急拡大し、医療現場等への負荷が高まったことから、京都BA . 5対策強化宣言を発出し、感染拡大防止に努めているところであります。
この間の府民の皆様、事業者の皆様の様々な感染防止対策への御協力に対し、改めて厚く御礼申し上げますとともに、今この瞬間も患者を救うために医療現 場の第一線で御奮闘いただいております医療従事者の皆様に心から感謝を申し 上げます。
府民の皆様には、今なお御負担をおかけしておりますが、改めて、一人ひとりが、自分が感染しない、ほかの人に感染させない、感染をひろげないという意識を常に持って、基本的な感染防止対策を徹底していただくようお願い申し上げます。
それでは、今回提案させていただいております議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
第1号議案令和4年度一般会計補正予算につきましては、原油価格・物価高騰が続いている状況を踏まえ、府民生活や事業活動に対する追加の支援を実施するとともに、引き続き新型コロナウイルス感染症に対応するための医療提供体制等を確保するほか、丹後郷土資料館のリニューアル整備をはじめとする未来の京都づくりに向けた取組みなどに必要な施策を講じるため編成したものであります。
まず、原油価格・物価高騰等に対する緊急対策として、厳しい運営状況にある子ども食堂やこどもの居場所、児童養護施設等に対し、食材費の高騰分を支援するとともに、社会福祉施設・医療機関に対し、送迎や訪問などのサービス提供の維持に必要な燃料費の高騰分を支援いたします。
加えて、厳しい経営環境下において、「伴走支援型経営改善おうえん資金」の融資を受けて経営改善に取り組む中小企業者等を支援します。また、肥料価格高騰の影響を受ける農業者への支援を拡充するとともに、燃油価格高騰の影響を受ける茶生産農家や飼料価格高騰の影響を受ける畜産農家に対する補助金の予算額を増額いたします。
次に、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、新規陽性者数が依然 として高い水準で推移していることを踏まえ、医療提供体制の確保や自宅療養 者への支援、社会福祉施設の感染防止対策への支援、ワクチン接種の促進など、引き続き万全の対策を講じてまいります。
また、未来の京都づくりに向けた取組みとして、丹後地域の歴史・文化・観光の拠点施設となる博物館を目指し、丹後郷土資料館のリニューアル整備に着手するほか、けいはんな学研都市におけるスマートシティの実現に向けて、デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、デジタル技術を駆使した健康増進等を図るスマートライフサービスの実装を支援します。併せて、令和5年3月の文化庁移転に向け、記念式典等の準備を進めてまいります。
以上、補正予算案の総額は364億7,700万円であります。
このほか、特別会計の補正予算や条例の改正、工事請負契約、決算認定に係る案件など、全21件の議案につきまして審議をお願いしております。
御議決いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
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