[心の健康について]
〈統合失調症〉 家族の対応のポイント
分かる 病気は部分であってその人すべてではない
- こころを病むということは、ひと全体が病んでいるのではありません。そしていつも病んでいるのとも違います。
- 対処の工夫は何よりも「分かる」ことから始まります。主治医や専門家に疑問点を尋ねましょう。
- その人の健康な部分、良いところに注目しましょう。
見守る 適度な距離、ゆとりを持ちましょう
- 統合失調症という病気を抱えるつらさ、薬を飲み続けることの苦しさをくみとりましょう。
- 何とかしなきゃというあせりが強ければ強いほど、冷静に考えることが難しくなるのは誰でも同じです。主治医や専門家との連携を大切に。
- 本人にとっても家族にとっても一息いれる時間や場所が大切です。本人は保健所のグループ活動など、ご家族は保健所などで開かれる家族教室や、地域で開かれている家族会に参加してみましょう。
任せる 一人の人間として対する
- 回復期に入ってきたら、少しずつできることを任せていくことが大切です。
- 本人もできることが増えたり、良いところに注目することで、生活する自信がついていきます。
- 他人から信頼されること、任されること、役割があることは、自分を肯定的に見られる力がついていきます。