京都やましろ観光

山城地域の市町村

向日市(むこうし)

竹の里・長岡京の都
  向日市は京都府の西南部に位置し、7.67km²の西日本で最も小さい市です。現在の長岡京市とともに、長岡京として都となった地で、桓武天皇が政治を司った大極殿をはじめとした中枢の史跡が数多く残されています。市の西部には丘陵が細く長く横たわり、その丘陵の竹林からは、多くのたけのこが産出され、乙訓のたけのことして全国的に名を馳せています。


長岡京市(ながおかきょうし)

歴史と自然のまち・長岡京
  たけのこの名産地として知られ、京都・大阪の二大都市を結ぶ地でもある長岡京市は、784年から10年間都として栄えました。戦国時代には数奇な運命をたどった明智光秀の娘、玉(後の細川ガラシャ)がこの地で幸せな新婚生活を送りました。現在は豊かな自然や歴史資源、先端産業が共存する町として発展を続けています。長岡天満宮のキリシマツツジや光明寺の紅葉など、四季を肌で感じることができ、一年を通じてお楽しみできます。


大山崎町(おおやまざきちょう)

天下分け目の天王山のまち
   羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎合戦の代名詞ともなっている天下分け目の天王山があります。また、フランス近代絵画の巨匠、モネの「睡蓮」を展示しているアサヒビール大山崎山荘美術館や、千利休が建てた妙喜庵と名づけられた国宝の茶室、全国的にも立派な閻魔大王像と倦族像が安置されている宝積寺等があります。


宇治市(うじし)

お茶と源氏物語のまち
  宇治茶の本場宇治市は、宇治川の朝霧などの自然と風土、覆下園に代表される茶づくりの技術に培われ育まれてきました。また、『源氏物語』の最終章の舞台となった宇治には、往時を偲ばせる古跡が点在し、訪れる人々を遠い王朝文学の世界へと誘ってくれます。


城陽市(じょうようし)

緑と太陽、やすらぎの町
  城陽市は京都から五里(約20km)、奈良から五里に位置し、古墳や史跡等古代色豊かなまちです。豊富な地下水を利用した花しょうぶやカキツバタ、カラーなどの湧き水花卉、京都府一の面積を有する青谷梅林でとれる梅、寺田いも、いちじく、お茶の生産が盛んです。また全国一の生産量を誇る金銀糸も特産品のひとつです。


久御山町(くみやまちょう)

人輝き 心和らぐ 躍動のまち
  久御山町は巨椋池といわれた大きな池を干拓したのどかな田園風景が広がっています。宇治川や木津川の河川敷には様々な草花が咲き、四季折々の表情を見せる一方で、恵まれた立地を背景に多くの企業が進出し、活発な産業活動が行われています。


八幡市(やわたし)

ほのぼの  わくわく  やすらぎのまち
  八幡市は、大阪府に接し、木津川・宇治川・桂川の三川が合流して淀川となる地点に位置しています。古来より京都・大阪・奈良の交通の要衝として栄え、日本三大八幡宮のひとつで国史跡の石清水八幡宮、松花堂弁当で有名な松花堂、時代劇の撮影で使われる流れ橋等の多くの史跡や、男山、淀川河川公園背割堤地区といった自然にも恵まれています。


京田辺市(きょうたなべし)

一休さんと玉露のまち
  京田辺市は市内にある酬恩庵一休寺というお寺で一休禅師が88歳で亡くなられるまでの晩年を過ごされたため、一休さんに所縁のあるまちです。一休寺には本堂や一休禅師木像をはじめ、多くの重要文化財や京都府指定文化財があり、見ごたえがあります。春は新緑、秋は紅葉で彩られ、季節ごとに違った一休寺が楽しめます。
またなだらかな丘陵と温暖な気候に恵まれ育った京田辺の玉露は、ふくよかな香りとまろやかな旨みが特徴となっています。他にも田辺なす、山城たけのこ、えび芋といった特産品があります。


井手町(いでちょう)

自然・歴史・文化が色づくまち
  京都と奈良を結ぶ山背古道の中途にある井手町には井手の里を愛し、氏寺である井手寺を建立した橘諸兄は日本六玉川のひとつである玉川の堤に山吹を植えました。毎年桜の季節が過ぎる頃、鮮やかな山吹色が咲き誇ります。山背古道の里山には、昔ながらの農家をイメージしたまちづくりセンター椿坂があり、特産品の販売や陶芸体験、休憩もできます。また大正池グリーンパークでは、宿泊やバーベキューを大正池のほとりで楽しむことができます。


宇治田原町(うじたわらちょう)

日本緑茶発祥の地
  日本の茶処・宇治を支える宇治田原は昼夜の激しい気温差や、宇治川の清い流れなど茶生産に適した気候風土を生かし、茶農家の努力により良質なお茶が栽培されています。鎌倉時代には大福谷で茶畑が拓かれ、お茶の味が優れていたため早くから中宮や将軍に献上されるようになり、江戸時代には湯屋谷の茶農家の永谷宗園が現在の緑色の煎茶づくりの原点となる「青製煎茶法」を編み出すなど、お茶にまつわる歴史と伝統が息づいています。


木津川市(きづがわし)

文化創造都市
  木津川市は京都府の最南端に位置し、740年に聖武天皇が恭仁京として都を置いた地域です。廃都後も仏教都市奈良から文化・芸術を受け入れていたため、市内には多くの国宝や重要文化財が残されています。また、市の名称の由来となった木津川、野仏で知られる当尾の里など、緑豊かな自然も残されています。近年では関西文化学術研究都市に位置する新たな文化創造都市として発展を続けています。


笠置町(かさぎちょう)

美しい自然がはぐくむまち
  京都府の最南端、山と川と歴史のまち笠置町。かつて後醍醐天皇が行在所を置いた笠置山には、日本最古最大といわれる御本尊、弥勒大磨崖仏が見る者を圧倒します。春には桜、夏には木津川の清流、秋には紅葉と季節を通じて自然と歴史が織り成す表情を楽しめ、私たちの心を癒してくれます。また、日帰り温泉施設の「笠置いこいの館」、木津川河川敷の笠置キャンプ場もあり、お子様から大人の方まで楽しむことができます。


和束町(わづかちょう)

うまし茶をはぐくみ暮らす源の地「茶源郷」
  和束町はすがすがしい空気と冷涼な気候、昼夜の寒暖の差が大きく、美味しいお茶を育てるのに恵まれた環境の地です。和束川にむけて周囲の山々から流れ出る小さな川と霧が茶葉を包み、遮光を助け、お茶のうまみを引き出します。また山の斜面を手鍬で切り開き、茶樹を植え、樹勢が衰えると植え替えるという作業を繰り返してできた茶畑は、隣り合わせに暮らす農家の集落と一体となり、人々に日本の美しい原風景「茶源郷」を見せてくれます。


精華町(せいかちょう)

人、自然、科学を結ぶ学研都市
  京都府の南西端、近畿圏のほぼ中央に位置する精華町は、一年を通して温暖な気温に恵まれ、西部にはなだらかな丘陵地、東部には平坦な農地が広がる豊かなまちです。関西文化学術研究都市の中心地として開発が進み、新市街地が形成されるとともに、最先端の研究所が立地しています。自然と都市との共生を目指して創造的なまちづくりを展開しています。


南山城村(みなみやましろむら)

緑と水にはぐくまれた京都府唯一の村
  南山城村は奈良県・滋賀県・三重県に隣接している府内唯一の村です。村の周りを囲む緑麗しい山々と、村の中央を静かに流れる木津川が、風光明媚な景勝地を生み出してくれています。また宇治茶の生産地として古くから煎茶栽培を行っており、茶生産量は京都府内の27%(2位)を占めています。