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「加工食品にも京野菜。」報告発表会「続編」(テレビ取材)

「加工食品にも京野菜」京野菜加工のトリセツ 京の食  京都府の産業支援情報

「加工食品にも京野菜。」報告発表会の開催を受け、テレビ局様から追加取材をいただきました。

 

「出来栄えがどうかと聞かれても。人参は土の中で育つので、引っこ抜くまで分からない」と話す上鳥羽の農家・銭谷さん。金時人参を栽培する、今では数少ない一人。土づくりは同じようにしていても、天候の違いによって、規格外品が1割程度にとどまる年もあれば、半分以上の年もあるのだとか。農家の高齢化が進む中、「だからみんな金時人参を作るのをやめていく。人参を1作する間に、ホウレンソウなら2作できる」のだそう。
銭谷さん 通常の金時人参 規格外金時人参
(写真中央は”通常の”京都産金時人参(京都産は他産地のものよりも太い!)。写真右が「規格外品」)

 

「せっかく作ったものを規格外品だからと捨てるのは、悲しい。それをこうして使ってもらうのは、ありがたい。」と、株式会社京都義のさんの活動を歓迎されています。社長の能瀬さんは「形が悪いだけで、当たり前のように使わない、というのを変えたい」と、一念発起して規格外の京野菜等を取り扱う事業を進めているところ。
能瀬社長と銭谷さん

 

この日は、銭谷さんの金時人参をはじめ、京都義のさんから取り寄せた規格外野菜を使って新メニューづくりを進める株式会社笹屋伊織さんも訪問。創業300年(享保元年(1716年)創業)、全国100ケ店以上を展開される京都を代表する和菓子屋さんがなぜか?

「そんなにたくさんの野菜が無駄になっているとは知らなかったんです」と語る女将の田丸さん。「和菓子の材料は全て農家の皆さんにお世話になってきたもの。農家の方々が作られた大切な野菜たちをなんとか使いたい、その一心で始めました」とのこと。

田丸女将

「野菜の形がバラバラでも大丈夫ですし、野菜本来の味をそのまま引き出せる」という理由で、「ポトフ」等の試作を、同社「IORI Café」(京田辺市松井山手)で進めてらっしゃいます。「野菜ってこんなにおいしかったのか」と思うほど、むちゃむちゃ美味しいです。ご期待ください!!
材料 ポトフや洋風きんぴら

 

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