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琵琶湖国定公園

歴史的環境と自然の素晴らしき調和

琵琶湖を中心に、その周りの山々や琵琶湖を源とする宇治川の一部は、琵琶湖国定公園に指定されています。このうち京都府域には、宇治川沿岸地区と比叡山地区が含まれます。

地図
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宇治川沿岸地区は琵琶湖から発した瀬田川の流れが宇治川ラインとなり、天ヶ瀬のダイナミックな景観を経て山城平野に流れ出るまでの清流と沿岸の山々を含みます。両岸は急峻な地形をもった絶景が続き、下流は花見や鵜飼、紅葉狩りなどの名所となっています。宇治上神社や平等院などの世界文化遺産、源氏物語ゆかりの地などの名所旧跡にも恵まれた、風情あふれる地域です。

一方、比叡山は京都市街地から見る東山連峰の最高峰。標高848メートルの緑深い山中には、世界文化遺産に登録された日本仏教の発祥地・延暦寺があります。山頂へはドライブウェイやケーブルが整備され、その道程でも京都市街や琵琶湖を一望することができます。

天ヶ瀬ダム湖 天ヶ瀬吊り橋 平等院(世界文化遺産)

 

■所在地:京都市、宇治市、綴喜郡宇治田原町

■指定年月日:昭和25年7月24日

■面積:1,643ha(京都府域のみ)

コラム

源氏物語に見る宇治。

日本の古典の最高峰として知られる『源氏物語』が、紫式部によって書かれたのは平安の半ば。栄華を極める貴族たちの文化が絢爛と花開いた時代です。ことに宇治はそんな貴族たちの別業(別荘)の地として、王朝文化の発展に大きな影響を与えてきました。そして紫式部も、この全編五十四巻におよぶ物語の最後の舞台に、宇治を選んだのです。
『宇治十帖』と称される最後の十巻は、光源氏の子供たちと宇治の姫君のはかない恋がしっとりと描かれています。単なる背景としてだけではなくその演出に、宇治の地は欠かすことのできない役割を担っていたといえるでしょう。物語から千年に近い時を経た今も、ゆかりの地には源氏物語を愛する人々の手によって道標などが建てられています。

地種区分

第2種特別地域 農林漁業活動について調整を図ることが必要な地域 723ha
第3種特別地域 通常の農林漁業活動については原則容認する地域 920ha

許可基準及び届出について

国定公園内での各種行為(工作物の新築・増築・改築、木竹の伐採、土地の形状変更等)については、自然公園法に基づく知事の許可または事前の届出が必要な場合がありますので、行為地を所管する土木事務所にお問い合わせください。

行為の区分   第2種特別地域 第3種特別地域
木材の伐採 許可 単木択伐法又は2ha以下の皆伐法 要件なし
届出
工作物 許可 主要道路の路肩から20m以上離れていること(ただし、公共施設、農林漁業施設及住民の日常生活維持に特に必要な施設を除く)
届出

 

■問い合わせ先

(京都市域)京都府京都土木事務所(電話番号:075-701-0124)

(宇治市、宇治田原町域)京都府山城北土木事務所(電話番号:0774-62-0624)

琵琶湖国定公園アクセスマップ

琵琶湖国定公園周辺の地図

詳しい地図情報を見る(京都府・市町村共同地理情報システム)(外部リンク)

詳しい地図情報を見る(環境アセスメントデータベースEADAS〔イーダス〕)(外部リンク)

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

shizen-kankyo@pref.kyoto.lg.jp