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亀岡市の保津橋付近から嵐山の渡月橋に至る保津峡は、京都屈指の渓谷美で知られています。ことに、小舟でその全行程を流れ下っていく保津川下りはスリルにあふれ、観光のメインとなっています。
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山狭を曲がりくねって流れる保津川(桂川)の両岸は長年にわたる河岸の浸食作用によってできた絶壁で、深く切り込んだV字型の渓谷をなしています。亀岡から嵐山に至る約16キロメートルの行程は激流や深淵が多く、奇石・怪石に富んだダイナミックな景観が続きます。周囲の山々はアカマツの美林、スギやヒノキの人工林、雑木林で、四季折々の豊かな表情を見せてくれます。
ここに舟運が開かれたのは江戸時代の初め、角倉了以によってですが、山陰線の開通後は輸送手段としての舟運はとだえ、もっぱらレジャーの好スポットとして、多くの行楽客を集めています。保津川下りのほか、川沿いはシーズンともなるとハイキングや魚釣りなどに訪れる人で賑わいます。
■所在地:亀岡市保津町及び篠町並びに京都市右京区嵯峨 ■面積:71.3ヘクタール
亀岡を起点に、保津峡を流れ下る保津川下りは、全行程約16キロメートル、時間にして約2時間。底の浅い川舟が、船頭さんの見事な櫂さばきで巨岩をすり抜け、水しぶきをかぶって滑るように進むエキサイティングな川下りが堪能できます。1年を通して運航しているので、桜、岩つつじ、新緑、紅葉、雪景色と、どのシーズンでもそれぞれの趣を持った景色が楽しめるのも、保津川(桂川)ならではの魅力といえるでしょう。行きは保津峡を見ながら嵯峨~亀岡間を走るトロッコ列車に乗り、帰りは保津川下りで、というのが定番のルートとなりました。陸と川から望む山峡の絶景はきっと、大きな感動を胸に残してくれるでしょう。
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亀岡市観光協会(外部リンク)(電話番号:0771-22-0691)
(亀岡市域)京都府南丹土木事務所(電話番号:0771-62-0320)
(京都市域)京都府京都土木事務所(電話番号:075-701-0124)
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