[心の健康について]
〈パニック障害〉 パニック障害の原因
私たちは、不安を感じることで、危険から身を守っています。しかし、不安を感じる脳のしくみが壊れたら…パニック障害の原因もここに隠されていると考えられています。
パニック障害が起こる原因は、全てが解明されているわけではありません。ここでは詳しくは述べませんが、いくつかの脳内神経伝達物質が鍵を握っていることは分かっています。
パニック障害を引き起こしやすい「かぎ」
突然、起きるパニック発作。でも、発作を引き起こす「ひきがね」になるものがあります。不安などの心理的なストレスだけでなく、物質的なストレス【ひどい疲れ、コーヒー(カフェイン)、煙草など】も誘因になります。
(ストレスについては「ストレス」の項目を御参照下さい)
パニック障害に「なりやすい性格」というのはありません
パニック障害になった人は、自分の性格になにか問題があるのではと考えがちです。しかし、パニック障害と性格はあまり関係がないという見方が主流です。
気が弱いから病気になった?
気の弱さとパニック障害は関係がありません。
神経質で依存的?
パニック障害の人の多くは心配性で、神経質、依存的な側面があります。しかし、それはもともとの性格ではなく、病気によって変化した性格であることがほとんどです。
本来は明るく社交的で、行動力のある人も「神経質で依存的」になっていくのです。
病気が快復すれば、もとの性格に戻ります。