クローズアップ京都府
畜産業について学ぶ高校生や現場で働く皆さんと「行き活きトーク」
西脇知事が府内の皆さんと語り合い、頂いたご意見を府政に活かす「行き活きトーク」。5月31日には、府立農芸高等学校を訪れ、牛舎の掃除や搾乳などを体験した後、同校の生徒や、酪農・乳業の現場で働く方々と、京都における畜産業の課題や展望について意見交換しました。
行き活きトーク
畜産業の未来を育てる(南丹市)


農芸高校で生産した牛乳を使用した「こうとなヨーグルト」は同校で月2回、定期販売中
※「こうとな」は京ことばで“上品な”


餌やりと牛洗いも体験
参加者の声

- 京都の畜産を守るために、農芸高校の存在はとても重要だと思う。卒業後は北海道で酪農を学び、将来的には本校の教員として自分が学んだことを伝えていきたい。
- 規格外の果実や野菜など、未利用資源を活用した新しい和牛肉づくりを学んでいる。今後、地元の企業と連携して資源の循環を実用化できれば。
- 京都産の牛乳をたくさん作れたら。「地元に根差した工場」として、府外、海外からの移住者も長く働き続けられる環境を整備していきたい。
- 生産現場と消費現場が近いのは、この地域で営農する強みだと思う。担い手育成のための実習制度も整ってきているので、京都での就農を選択肢の一つとして考えてほしい。
トークを終えて…

農芸高校で飼育される乳牛や和牛は、全国の品評会で高く評価されており、生徒たちの努力が認められていることをうれしく感じました。農業大学校なども含め、引き続き、生産と経営の両面の知識を備えた人材の育成に取り組んでまいります。
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広報課
TEL:075-414-4071 FAX:075-414-4075
国内最大規模の国際スタートアップ・カンファレンス「IVS2025」を開催
府は株式会社Headline Japanや京都市と連携し、国内最大規模の国際スタートアップ・カンファレンス「IVS2025」を7月2日〜4日に京都市内で開催しました。350社以上の予選を勝ち抜いた15社がプレゼンテーションを実施。優勝したアドバンスコンポジット株式会社の複合素材・新素材の高圧鋳造(ちゅうぞう)技術“未知なる素材を作りたい放題!!「溶湯鍛造(ようとうたんぞう)法」”にスタートアップ京都国際賞を授与しました。

「IVS2025」参加者の皆さんと西脇知事
[お問い合わせ]
産業振興課
TEL:075-414-4852 FAX:075-414-4842
雲外蒼天(うんがいそうてん)
Governor's voice


書:西脇知事
今年は、京都議定書発効20周年、かつ「KYOTO地球環境の殿堂」創設15周年の節目であり、大阪・関西万博が開催されている年でもあります。この歴史的な年に地球環境保全のレガシーを次世代へつなぐのが「未来会議」の取り組みです。未来会議のメンバーは、人種・国籍の異なる国内外の高校生・大学生。彼らは多様な価値観を背景に、自然環境と京都文化との関係について、府内各所でのワークショップを通じて探究してきました。地球環境という社会の重要テーマについて、殿堂入り者と若者たちが語らうことには大きな意義があります。未来社会を切り拓(ひら)く力を持った若者たちの積極的な議論を通じて、皆が多様な価値観や考え方を共有し、さまざまな形での社会へのアプローチにつながることを期待しています。彼らが探究の成果を発表する今年の「殿堂」に、ぜひともご来場ください。
大阪・関西万博きょうとフラッグシップ・アクション
KYOTO地球環境の殿堂 国際会議・未来会議
「京都議定書」誕生の地・京都において、地球環境の保全に多大な貢献をした方々の功績を讃(たた)えてきた「KYOTO地球環境の殿堂」。今年は万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、京都議定書発効20周年を記念し、未来会議に参加した若者が「未来への提言」を行うとともに、過去の殿堂入り者と若者らがディスカッションを行います。

開催概要
日時 9月20日(土曜日)13時~17時30分
場所 国立京都国際会館(左京区)
定員 650人
受付 原則Web(FAXも可)(~9月16日)
[お問い合わせ]
KYOTO地球環境の殿堂 国際会議・未来会議イベント事務局
(株式会社SCREENクリエイティブコミュニケーションズ内)
TEL:080-2487-1961 FAX:075-325-6240
メール:[email protected]
プログラム
開会セレモニー
伝統文化・芸能パフォーマンス
ビデオメッセージ
真鍋 淑郎氏(まなべ しゅくろう)による未来に向けたメッセージ
基調講演
山極 壽一(やまぎわ じゅいち)氏「環境日本学について」
特別対談
伊沢 拓司(いざわ たくし)氏 × 山極 壽一氏
未来会議活動発表
3つのプロジェクトにおける探究報告など
未来への提言
人と地球の未来のあるべき姿について提言
パネルディスカッション
歴代の殿堂入り者と若者らが「気候変動」「生物・文化多様性」をテーマに議論

真鍋 淑郎氏
- 第1回殿堂入り者
- ノーベル物理学賞受賞(2021年)

山極 壽一氏
- 総合地球環境学研究所所長
- 第26代 京都大学総長(2014年~2020年)
スペシャルゲスト

伊沢 拓司氏
- 株式会社QuizKnock CEO
- クイズプレーヤー
未来会議とは?
さまざまな価値観を持つ国内外の高校生・大学生が、京都1200年の歴史の中で守り、存続してきた自然環境と京都文化との関係について、府内各所をフィールドに3つのプロジェクトに分かれて多様な探究を行う取り組みです。

古来文学探究プロジェクト
日本の古来文学(枕草子や古今和歌集など)において、登場する動植物がどのように描かれ、筆者などがどう触れ合い、感じていたのかを学び、古来の文化と自然の共存・調和について探究しました。

府立植物園(左京区)でのフィールドワークの様子
伝統産業探究プロジェクト
国内で古くから使用されてきた天然塗料「漆」について、伝統技術を守りながらも時代のニーズに対応した新たな挑戦を学びつつ、産地の現状や自然と人間との関係性(生態系)を探究しました。

堤淺吉(つつみあさきち)漆店(下京区)でのフィールドワークの様子
森里海探究プロジェクト
古来から人と自然が共生する暮らしが営まれてきた森・里・海について、資源循環の仕組みや生態系保全の事例、またその現状を探究しました。

ハピろー!の森 京都(南丹市)でのフィールドワークの様子
[お問い合わせ]
脱炭素社会推進課
TEL:075-414-4708 FAX:075-414-4705
お問い合わせ
知事直轄組織広報課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4074
ファックス:075-414-4075
[email protected]
おことわり
掲載されている連絡先等は掲載時点のものです。
組織改正等により変更されている場合がありますので御了承ください。
ご不明な点がございましたら、広報課までお問い合わせください。