特集19月は防災月間です
もしも外出中に地震が発生したら?
どこにいても地震によるリスクが?!
いつ、どこで発生するか予測ができない地震。移動中や旅先、職場や学校など、外出中に地震に遭遇することも想定する必要があります。

府内とその周辺には多くの断層が…
京都府周辺には22もの活断層があり、どこにいても地震の被害に遭うリスクがあります。


地震・津波による京都府の被害想定を公開中
府域への影響が懸念される地震について、地震被害想定調査を実施し公表しています。
また、各市町村において最も大きな被害が見込まれる断層の被害想定については、昨年度見直しを行いました。

「南海トラフ地震」について知っておこう
京都府にも影響あるの?
政府の中央防災会議による「南海トラフ巨大地震」の被害想定では、静岡県から宮崎県にかけての一部は震度7となる可能性があるほか、京都府でも最大震度6強の強い揺れが発生すると想定されており、南丹市以南の地域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されています。
「南海トラフ地震臨時情報」とは?
南海トラフ地震発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると評価された場合などに、気象庁から発表される情報のこと。いざというときに適切な行動ができるよう、事前に確認しておきましょう。
こんな場所で地震! まず何をすれば良い?
発災時の行動には思わぬ危険を伴うこともあります。
もしものときには、まず安全を確保することが第一です。

住宅地で
いつもの通学路が危険になることも
- ブロック塀・石塀から離れる
- 屋根瓦や室外機などの落下、自動販売機や電柱などの転倒物に注意

繁華街・オフィス街で
ビルからの落下物に注意
- カバンなどで頭を保護し、建物から離れる
- ビルの窓ガラスや外壁のタイル、看板などの落下・転倒物に注意

電車内・駅で
緊急停止で人と衝突したり転倒も
- 車内ではつり革や手すりをしっかり握って転倒を防ぐ
座っている場合は低い姿勢で頭部を保護 - ホームから転落しないよう柱などにつかまり構内アナウンスに従う
- 改札口に殺到しない

車の運転中
緊急車両通行のため車のキーは付けたまま
- 徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車してエンジンを切る
- 車から離れて避難する場合、キーは付けたままドアはロックしない

海・川、山で
水辺では高台に避難、山では斜面から離れる
- 海岸や川べりにいるときはすぐ安全な高台や、頑丈な建物のできるだけ高い階へ避難
- 川の流れに対して直角方向に避難
- 山崩れが起こりやすいので斜面からすみやかに離れる

オフィスなど高層ビル
エレベーターではなく階段で避難
- 余震や停電でエレベーターが停止する可能性があるので階段で避難
- エレベーター内で発災した場合は全ての階のボタンを押して、停止した階で降りる

家族で連絡方法を決めておきましょう
災害発生直後は、固定電話や携帯電話がつながりにくくなるおそれがあります。そうした際の連絡方法として
- 災害用伝言ダイヤル171
- 携帯電話災害用伝言板
- web171
などが利用できます。普段から家族や身近な人との間で、安否確認手段について話し合っておき、いざというときのためにその使い方に慣れておきましょう。
「171」の体験利用ができます
- 毎月1日、15日
- 防災週間(8月30日〜9月5日)
- 防災とボランティア週間(1月15日〜21日)
など

外出中に被災したときの備えは?
学校や職場はもちろん、出張・旅行などのお出かけ先のリスクも、事前に知っておくといざというときに安心です。

ハザードマップで津波や土砂災害の危険度をチェック
京都府マルチハザード情報提供システム
地震発生時に想定される震度や液状化危険度など、任意に災害情報を複数選択し重ね合わせて表示することができます。また、お近くの避難所なども確認できます。

ハザードマップポータルサイト
「重ねるハザードマップ」
- 洪水、高潮、津波による浸水想定区域と浸水深
- 土砂災害警戒区域など
- 指定緊急避難場所など
「わがまちハザードマップ」
全国市区町村が公開している各種ハザードマップを検索

リアルタイムで情報を見るサイト・アプリ
きょうと危機管理WEB
気象や河川、土砂災害警戒情報、避難情報、交通・ライフライン情報など、府の危機管理に関する情報をひとまとめにしています。


京都府LINE公式アカウント

@kyoto-prefecture
京都府防災X(旧Twitter)

@kyotokikikanri
京都府防災・防犯情報メール
[email protected]に空メールを送ると登録できます
災害時に備え携行しておくと良いもの
- 携帯電話・スマートフォン※
- モバイルバッテリー
- 非常時の連絡先メモ
- 身分証明書
- 健康保険証
- マスク
- ウェットティッシュ
- 生理用品
- 常用薬
など
※携帯ラジオや地図などはスマートフォンのアプリなどでも対応可(通信不能時には使用できません)

- ブロック塀・石塀から離れる
- 屋根瓦や室外機などの落下、自動販売機や電柱などの転倒物に注意
インターネットなどの偽情報にご注意!
災害時におけるインターネット上の偽・誤情報の流通は、迅速かつ円滑な救命・救助活動や復旧・復興の妨げになりかねないものであり、また、犯罪にもつながり得ます。
災害時には自治体などの公的機関による情報を確認するなど、安易に偽・誤情報を投稿・拡散しないことが大切です。

自宅の耐震化や備えも忘れずに
地震による人的被害を最小限にするためには、住まいへの備えが重要です。
家具の固定などに加えて、助成制度を活用した耐震改修をご検討ください。

\昭和56年5月31日以前に建てられた木造住宅が対象です/
ご活用ください「京都の木造住宅耐震化助成制度」
令和7年度限定緊急拡充中
過去の大地震では、木造住宅に甚大な被害が発生しました。今後の地震に備えるために耐震改修への助成を拡充し、短期間での耐震化を強力に推進します。
市町村から派遣される専門家が耐震診断
予算の検討や同時にリフォームなどわが家に適した耐震改修
※診断無料/専門家の交通費3,000円のご負担が必要
最高132.5万円※1が助成されます
木造住宅の耐震改修、簡易耐震改修および耐震シェルター設置に要する費用の一部を、木造住宅が所在する市町村が補助します。
補助額・事業要件については市町村によって異なりますので、市町村窓口へお問い合わせください。
耐震改修※2…最高132.5万円※1補助
設計・工事に要する費用の一部を補助
[適用例]設計・工事費用が190万円の場合(家の大きさや工事内容によって異なる)

簡易な耐震改修(屋根を軽量化など)… 最高40万円補助
設計・工事に要する費用の5分の4を補助
耐震シェルター設置… 最高30万円補助
設置費用の4分の3を補助
※1 市町村によりさらに補助の拡充があり、自己負担の軽減が図られる場合があります
※2 倒壊の危険性が低くなる改修の場合
家庭でできる地震への備え

水と非常食を最低3日分
(7日分が望ましい)

寝室に防災用
スリッパを常備

照明器具
を固定

転倒防止
ポールを設置

転倒防止
マットを設置

ガラス飛散防止
フィルムを貼る

感震ブレーカー※を設置
左:簡易タイプ、右:分電盤タイプ(後付け型)
※通電火災を防ぐため、揺れを感知して自動的に電気を遮断
非常用持ち出しチェックリスト
- 飲料水
- 非常食※
- ヘルメット、マスク、軍手
- 救急用品(消毒液、常備薬、包帯など)
- 身分証明書
- 健康保険証
- 貴重品(現金、小銭、印鑑、預金通帳など)
- 携帯電話・スマートフォン
- 懐中電灯、携帯ラジオ、モバイルバッテリー
- 衣類、下着、タオル、毛布、雨具
- 洗面用具、ウェットティッシュ、携帯トイレ、生理用品
- 非常時の連絡先メモ
※アレルギーや離乳食など個人や家庭の事情に合わせた準備を行いましょう。

「災害に強い京都」の実現を目指して
南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率は80%程度とされており、府内でも最大震度6強が想定されているほか、直下型地震では最大震度7規模の揺れの発生が予想されています。府では、過去の災害からの教訓も踏まえながら、今年、新たな「戦略的地震防災対策指針および推進プラン」を策定し、ハード・ソフト一体的な地震防災対策に取り組んでいます。今年度は大規模災害時に確実な情報伝達を可能にする通信システムの整備や、災害関連死を防ぐための避難所における良好な生活環境の整備、災害時孤立化対策の強化に着手し、「災害に強い京都」の実現に向けた取り組みを推進しています。誰一人取り残さないという強い決意で、これからも府民の皆さんの生命や生活を守ってまいります。

京都府知事 西脇隆俊
[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-4472 FAX:075-414-4477
[お問い合わせ]
建築指導課
TEL:075-414-5349 FAX:075-451-1991
お問い合わせ
知事直轄組織広報課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4074
ファックス:075-414-4075
[email protected]
おことわり
掲載されている連絡先等は掲載時点のものです。
組織改正等により変更されている場合がありますので御了承ください。
ご不明な点がございましたら、広報課までお問い合わせください。