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株式会社Fujitaka(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。

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ドローン事業 飛躍中

(2023年3月、ものづくり振興課 足利)

ドローン体育館

株式会社Fujitaka(外部リンク)(京都市)のドローン事業が活況です。

まずは、ドローンスクール「JUAVACドローンエキスパートアカデミー京都校(外部リンク)」。小学校跡を利用されていますので、広大なグランドでの飛行、雨天の際にも飛行できる体育館、講義用の教室が揃っているのも強み。インフラなどの点検業務、測量業務、農薬散布、空撮など様々な用途で様々な企業関係者が受講されています。ドローン国家資格である 【無人 航空機操縦者技能証明等 】対応 コースも開講しております。

そして、「ドローン販売」。近年は国産機種も増加傾向であり、用途に応じた多様なドローンのご相談を受けておられます。

3つ目は、「ドローン代行サービス」。ゴルフ場や山間部集落の空撮、点検業務など、様々な飛行代行サービスを受けておられます。

コインランドリー
ドローン撮影事例(外部リンク)

 

ロボット共生カフェ「HANAむこう」

(2022年10月23日、12月27日、ものづくり振興課)

ロボット共生カフェの取組が進められています。

ロボット共生カフェ

 

商業施設、病院・福祉施設等で、様々な設備機器を提案

(掲載日:令和3年5月18日 聞き手・文:ものづくり振興課 宮﨑)

株式会社Fujitaka(外部リンク)髙井代表取締役、福田流通開発部長にお話しを伺いました。

取扱商品を複合的にコーディネートし、「トータルソリューション」を提案

御社の事業概要を教えて下さい。

髙井)弊社の事業概要は、飲食店等の券売機、コインランドリーやコインパーキングなどの無人店舗、アミューズメント施設の入退場ゲート、商業施設やアーケードの設計・施工、喫煙ブース、車いす用の階段昇降機、病院や介護施設などで食事を運ぶ温蔵冷蔵機能が付いた適温配膳車など、商業施設を中心とした施設の「近代化・機械化(ロボット化)・無人化」を事業の根幹として事業展開をしています。

創業当時はどのような事業をされていたのでしょうか。

髙井)弊社は大正時代に創業しました。創業当時は街角のタバコ屋のショーウィンドウづくりで業績を伸ばしました。その後、取引先から省力化及び夜間販売を行いたいとの要望を受け、タバコ自販機の製造を手がけるなどをして、自販機を核に会社は発展しました。しかし、平成に入りコンビニエンスストアの台頭などで、タバコの自販機事業の需要が大きく減少し、事業転換が必要な状況に陥りました。

なるほど。

髙井)その厳しい状況の最中に私が代表取締役に就任し、「商業施設の近代化・機械化(ロボット化)・無人化」をテーマに事業再編を図りました。

現在では、全社の売上を左右するようなメイン事業はあえて設定せず、自社のオリジナル商品だけでなく、幅広い分野に関わる様々なメーカーの商品を取り扱うことで複合提案を可能とし、お客様が抱える様々な問題を解決する「トータルソリューション」の提案を行っています。

「トータルソリューション」ですか。実際にどのような提案をされているのでしょうか。

髙井)例えば、弊社が扱っている冷凍ショーケース等の陳列設備を導入いただいているスーパーマーケット様から、新たな事業展開についてご相談頂いた際、駐車場へコインランドリー店の導入を提案させていただきました。

店舗に入る前に洗濯物をコインランドリーに入れ、買い物をしている間に洗濯が完了するという一連の流れを生み出すことで、スーパーマーケット様からはスムーズな導線を構築しつつ売上拡大に寄与したとお喜びいただいています。

ユーザーのニーズを機敏に察知し、新しいものを生み出す商品開発力

幅広いラインナップを有するからこそ、様々な提案ができるのですね。

髙井)そうですね。またお客様のニーズを機敏に察知し、商品開発に繋げていく姿勢も弊社の強みの一つであると考えています。例えば、フラットトレイ方式の適温配膳車(介護施設や病院等の食事を、保温しながら病室へ運ぶ配膳車)を、病院や福祉施設でご利用いただいています。従来はトレイが分割された配膳方法が使用されていましたが、手の不自由な方や視力の低下している方がトレイの凹凸で食器を転倒させてしまうことがあったことから、トレイ上に凹凸がなく平面(フラット)になっているフラットトレイに対応する適温配膳車を開発しました。

なるほど。

弊社が開発したフラットトレイ方式の適温配膳車をご利用いただければ、分割トレイでは上手く食事が取れない人も、仕切りの凹凸を気にすることなく安心して自由に食器の移動が行え、食べやすい配置で自然に食事を取ることができます。

また、ハード面だけでなくソフト面での工夫にも力を入れており「より自然に。より快適に。」をテーマに、季節の歳時に合わせたデザインの専用ランチョンマットやノンスリップ加工を施した漆調トレイなど、利用者の立場に立った商品開発を行っています。

なるほど、常にニーズを敏感に察知し、商品開発を続けて来られたのですね。

省力化と感染拡大防止を両立!体温検知機能を備えた自動入場ゲートシステムの開発

この度開発された「検温機能付きゲートシステム」も、ユーザーからの要望があり開発されたものなのでしょうか。

髙井)この商品は社員からのアイデアで開発しました。新型コロナウイルス感染症が広まる中、多くの取引先様で感染拡大防止の取り組みを模索されており、弊社でも何か力になれることはないかと考えていました。長年、入退場ゲートシステムの設計を手掛けていたこともあり、そのゲートシステムにサーモグラフィカメラを連動させることで、感染拡大防止と省力化を図ることが可能な商品として開発したのが、この「検温機能付きゲートシステム」です。

「検温機能付きゲートシステム」:新型コロナウイルス感染症対策技術結集事業補助金を活用して開発し、チャレンジ・バイ(京都府新商品・サービス販売促進支援制度)認定を取得

本製品はどのような特徴があるのでしょうか。

福田)通常、施設入口での検温は、人員を配置して有人で行うか、サーモグラフィカメラを設置して無人で行うかのどちらかで対応されますが、前者の場合は作業に携わる従業員への感染のリスクがあり、後者の場合は検温を行わずに、あるいは発熱があるにも拘わらず入場する人が出てしまうという問題点がありました。

「検温機能付きゲートシステム」の場合、検温システムで体温が一定以下であることを確認できなければゲートを通過できないので、より確実な入退場管理が可能となります。また、大掛かりな施工が不要で、床に置くだけで使用できるので、導入が簡単であることも特徴の一つです。

ゲートは複数種類があるようですね。

福田)弊社がラインナップしている4種類の入退場ゲートから、導入場所や検査対象、コスト等に合わせて最適なものをお選びいただけます。

素晴らしいですね!

福田)現在、十条武田リハビリテーション病院でデモ機を導入いただいておりますが、「入口に人を置かなくても、高熱の患者を確認し、対応できるのは非常に助かる」と高評価をいただいています。

素晴らしい商品のご紹介をありがとうございました。最後に、今後の展望についてお聞かせください。

髙井)弊社は、「お客様にお喜びいただき、お客様のためになることを」というお客様第一主義のもと、様々な商業施設での「近代化・機械化(ロボット化)・無人化」のご提案を行ってきました。

現在、日本と同様に少子高齢化が進み、人材確保のため労働環境の改善が重要な課題となっているタイ等のアジア圏の病院・福祉施設向けに、発信機(ビーコン)や赤外線センサ等で併走者を感知し、追尾する「追尾式自動走行機能付き適温配膳車」等の新商品の開発を進めています。

どのような方でも容易に動かすことができるこの適温配膳車のように、今後もお客様のニーズや時代に沿った商品開発を進め、トータル的にソリューション提案ができるような企業を目指していきたいと考えています。

今後のますますのご活躍が楽しみです。ありがとうございました。

ロボット配膳カートとコロナ対応入場ゲートの開発

(令和3年2月19日、ものづくり振興課 足利)

カルガモ機能・リモート操作機能付き重量配膳カート

京介食推進協議会」でもたびたびご登場ですが、病院配膳カートのシェアNo1の株式会社Fujitaka(外部リンク)(京都市)。現在、現場では数百キロもの重量のある病院配膳カートを人力で移動させている実態を改善するため、カルガモ(追随)機能付きカートを試作中(京都エコノミック・ガーデニング支援強化事業を活用)。


高井社長(左)と川上さん(右)

けいはんなロボット技術センターでもおなじみのロボット企業・T-ROBO(京都市)様の協力により、ターゲット(下の写真ではシルバーの布地)に追随して自動で移動します。センサーで布地の反射を捉えているわけです。なお、センサーは他にも、衝突防止のためのものも付けられています。

さらに、リモコンによる遠隔操作も可能。今後、海外マーケットも視野に展開されていきます。

体温検知・マスク装着検知機能付き自動入場ゲートシステム

こちらは既に紹介した「体温検知・マスク装着検知機能付き自動入場ゲートシステム(新型コロナウイルス感染症対策技術結集事業により開発)。

今回、さらにライトバージョンも新たにラインナップに加わりました。ライトと言っても機能は同じ。両扉でなくよりローコストでの導入が可能で、レンタル等の提供方法も検討中だとか。

 

全国初!体温検知・マスク装着検知機能を備えた自動入場ゲートシステム

(令和2年11月11日更新、ものづくり振興課 足利・小高)

株式会社Fujitaka(外部リンク)(京都市)は、新型コロナウイルス感染症対策技術結集事業により、赤外線による体温(表面温度)検知、画像認識によるマスク装着検知の各機能により、開閉を自動で行う入場ゲート「検温ゲートシステム」を開発されました。

 
(十条武田リハビリテーション病院での実証実験の模様)

特徴は、

  • 全国初の体温検知・マスク装着検知でゲート自動開閉
  • 建物の工事不要(床工事不要で置くだけ)

同社が、長年、顔認証もゲートも自社事業で行ってこられた強みを活かした製品です。

 
(展示会の様子)

「JUAVACドローンエキスパートアカデミー京都校」開校

(掲載日:令和元年5月27日 聞き手・文:ものづくり振興課 足利)

株式会社Fujitaka(外部リンク)(京都市)の執行役員で事業統括本部第一営業部長の笠原様にお話をおうかがいしました。

 

-分煙機、冷凍冷蔵庫から、券売機、入退場ゲートシステム、適温配膳車その他の福祉機器やコインランドリーに至るまで、様々な商業施設、病院・福祉施設、事業施設・住宅等の設備機器を自社グループでも製造されるなど、数多く取り扱ってらっしゃる御社ですが、このたび、ドローンスクールの運営も始められたのですね。

笠原) はい、南丹市園部町に「JUAVACドローンエキスパートアカデミー京都校(外部リンク)」を開校しました。旧川辺小学校という廃校跡を活用させていただいており、教室・体育館・グラウンドもそのまま使用させていただいています。

-有効利用という意味でもいいですね。ドローンスクールは増えてきているそうですが、どういった特徴がありますか?

笠原) はい、国土交通省への飛行許可申請に対応していることはもちろん、測量や非破壊検査といった分野の専門知識を同時に習得できるコースがあります。特に「非破壊検査基本技術」を学べるのは、全国でもJUAVAC ドローン エキスパートアカデミーならではです。

-そうなのですね。どのくらいの時間を要するものなのですか?

笠原) 安全の理解、飛行技術や気象学等を学ぶ「フライト基本技術コース」は4日間。

-気象学まで?おもしろそうですね。

笠原) また、「測量基本技術コース」は、初級5日間、中級6日間。「非破壊検査基本技術コース」は、初級5日間、中級4日間です。

-ドローンで測量というのは、よく聞くのですが、具体的には?

笠原) 測量は様々なシーンで行われますが、分かりやすい例で言いますと、開発行為を行う場合、申請段階で一定の測量を行う必要があります。従来は山の中でも、山に入って草をかき分けて、人手で測量するしかありませんでした。しかし、ドローンで測量し、生えている木の高さを差し引いて地面の高さを割り出す既存のAIシステムを組み合わせることで、そうした手間を省くことができます。

-なるほど。

笠原) その他、ドローンによる農産物の生育状況の確認、遭難者の発見、鉄塔点検など高所作業の支援など様々な活用が期待されていますし、既に行われています。

 

ぜひご興味にある方はご連絡なさってください。

JUAVACドローンエキスパートアカデミー京都校(外部リンク) 電話:0120-873-816

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp